2/2(金)に第4話が放送されたドラマ「アンナチュラル」。
石原さとみさんが演じる三澄ミコトらUDIが今回解剖するのは、バイク事故で亡くなった佐野(坪倉由幸)。
依頼者はミコトの母で弁護士の夏代(薬師丸ひろ子)。死因は過労?事故?病気?死因をめぐり関係者が酷い責任の押し付け合いを始めてしまう。解剖を担当したミコトは意外な死因を見つけてしまう。果たしてUDIは遺された家族を救うことができるのか?
そんな「アンナチュラル」第4話を見ての感想をまとめてみます。
ネタバレ注意!
TBS 金曜22:00~
脚本:野木亜紀子(「逃げるは恥だが役に立つ」「重版出来!」「空飛ぶ広報室」ほか)
キャスト:石原さとみ、井浦新、窪田正孝、松重豊、ほか
主題歌:米津玄師 「Lemon」
第4話あらすじ
佐野の遺体を解剖し組織を詳しく調査した結果、死因は外傷性椎骨動脈かい離だと分かった。しかし、損傷部の周辺組織の再生状況から推測して、30日位前のもの。亡くなった際の事故でできたものではなかった。30日位前に損傷した動脈がついに破裂してくも膜下出血を起こし、死亡事故に至ったのだ。
およそ30日前、西武蔵野市のお祭りの日、佐野は社長宅にバイクで蜂蜜ケーキを届けた帰りに過労で朦朧とし、転倒事故を起こしていた。バイクの傷にはオレンジ・水色・ピンク・黄色・黄緑の塗料が付着していた。マンホールの塗料が付いたと確信し、西武蔵野市内のマンホール2000個をひとつひとつ調べ、遂に事故現場を特定した。近くのマンションの防犯カメラに事故の様子が残されていたことが事実を裏付けた。
佐野が勤務する工場は法外な長時間労働を認めた。社長を相手に授業員全員で、未払いの残業代の請求と労働環境の改善を求め、裁判を起こすことになった。
第4話の感想
ミコトの母・夏代がUDIラボへ
夏代は男性スタッフを見つけては挨拶し、独身かどうか確かめる。娘の結婚を望む母として気持ちは分かりますが、娘に嫌われたり世間体を気にしたりして中々あの様な大胆な行動は取れないですね。アドラーではありませんが、回りを気にせずに自分の気持ちに正直に行動できるのは羨ましい!
神倉(松重豊)が解剖の現場デビュー!
坂本(飯尾和樹)が抜けた穴が原因で要員不足に陥ったため、神倉は解剖を手伝った。
「血で滑るんですよ、あんまり見たくないし」「(ハシゴに)上るの?高いよ、落ちたら危ない!」とビビる神倉に対し、中堂(井浦新)は「あ~使えねぇ…」と正直すぎる感想をクールにさらっと言うところが中堂のキャラが光ります。
松重さんwww
手のひら両方前に向けててロボットみwww
でっかいのにどうしてそんなにかわいいんですか…#アンナチュラル pic.twitter.com/nGrOZpPN0c
— チャすけ (@_c_h_a_s_u_k_e_) 2018年2月3日
“三銃士”が責任のなすりつけ合い
久部(窪田正孝)が「子供の前なんで、やめましょうよ」と止めに入る。
久部はバイトでありながらUDIの間を取り持っていました。今回は”三銃士”の言い争いをたった一言で止めました。冷静な口調に真摯さを感じ、ウットリです。
久部がミコトを自宅まで送り届ける
ミコトは思わず「ご飯食べてく?」と言ってしまい、「セクハラか!?」と撤回するも久部はどうしても気になる。
久部は夕子(市川実日子)に自宅に招き入れる女心を聞くところから、久部がミコトに好意を抱き始めているのでは?と想像させます。そんな久部が夕子は面白いみたいで、「秋ちゃん」の正体を隠して久部の反応を楽しんでいますね。
後に秋ちゃんがミコトの弟の秋彦であることを久部が知り、「あははははー」と悪い顔をして笑うところがクスッときました。ミコトは久部くんのことは弟みたいに思っているんでしょうね。
「やるじゃん!」
「うちの六郎有能なんです!」
にこの表情✨六ちゃんはきっと承認欲求に飢えてるんだね😢医者以外人間じゃないみたいな家族の中で褒められずに育ったのかな?
子どもの気持ちに寄り添えたり、守ろうとしたり…競争社会を生きるには優しすぎるのかもしれないね…#アンナチュラル pic.twitter.com/r6ityzLwdu— まーぶる(繁忙期につき低浮上…💦) (@k_masa06) 2018年2月2日
被害者の妻・可奈子は真相解明を諦めた!?
「お金をもらっても主人は帰ってくるわけではない」と言う可奈子(戸田菜穂)に、夏代は「返ってこないからもらうんです」と言う。
力強い夏代が印象的でした。佐野の名誉や息子のメンタルを心配する可奈子の気持ちも良く分かります。可奈子が夏代に闘う力をもらったと分かるシーンでした。毅然としている夏代がとても頼もしく感じたのでしょう。私が可奈子でも同じだったのではと思いました。
工場長(春海四方)が製造ラインを止める!
自分も倒れた。佐野の過労も認めた。これ以上の犠牲は出せないと、プライドをもって工場のラインを止める。
激昂する社長に向かって「人を死なせてまでやることなのか?」と言い放つシーンは快感でした。自分の立場を守るために社長に逆らうことができないのが世の常ですが、部下の死を無駄にしないためにも2日間のお休みを決めた工場長はカッコ良かった。やり方に少々問題があるのはドラマだからとして、社長の方針が全てではないということを分かりやすく表現してくれています。
このセリフで、顔面失禁しました。ちょいもれ注意です。#アンナチュラル https://t.co/ed296fec6W
— 加齢なオトメ(長生き恐怖症) (@ezBlQgMh3CjaNI1) 2018年2月3日
脚本家・野木亜紀子が流行を押さえて取り入れていて面白い!
セリフでは「医療事故で訴えられたら”詰む”しなぁ」「残業は従業員たちが勝手に”忖度”した結果」。ネタでは労働問題やマンホールカードも最近の流行りですね。毎回、最近の話題や流行りを取り入れた脚本が楽しみのひとつです。
うわあ…切なすぎる。食べられることなく床に落とされる “しあわせの蜂蜜ケーキ” 。休みなく働かされた上に社長の気紛れでさらに仕事を増やされ、あげく礼のひとつも言われないのに愚痴ることもなく事故って怪我をしても家族の待つ家に帰って幸せそうな坪倉さん()に泣かされる。 #アンナチュラル
— ねぎ (@agirlinme) 2018年2月3日
久部の正体
大学に休学の延長届を出しに行った時、「ニセ医学を斬る」というブログを書いていたという話が出ました。そのお陰でバイトを2つ掛け持ちしていると言っていました。
先般、雑誌社でライターをやっていることが分かっています。ということは…ブログを見た雑誌社がライターとして久部を雇った。UDIラボでのバイトはライターとしての潜入!?初回でミコトが「あの時給で応募してきたのは久部くんだけだった」と言っていましたし、間違いなさそうですね。
次回・第5話のあらすじ
溺死した妻の死因究明を求め、夫(=鈴木)がUDIに解剖を依頼。ご遺体は鈴木が葬儀場から勝手に持ち出したものだった。ミコトは遺体損害罪を犯したことに!?
中堂と木林の関係は?そして中堂の闇が明かされるのか?張り巡らされた伏線が動きそうです。
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