イギリスのEU離脱(brexit:bretain + exit)の賛否を問う国民投票が6月23日に行われました。
日本時間24日の正午前に「離脱優勢」の速報が流れると同時に、マーケットに激震が走りました。
その様子を、各国通貨の為替チャートで比較してみましょう。
目次
為替チャートに見る英国EU離脱の衝撃
ドル/円 USD/JPY
24日のAM6:00時点のドル円相場は、106円後半で推移していました。
それが、AM11:30の速報のタイミングで1ドル98円台に突入しています。
5時間少々で8円近く円高に傾いていますね。急激な円高が進行しています。
ドル円チャート
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ユーロ/円 EUR/JPY
ドル円相場とほとんど同じ動きですね。
ユーロが売られて、円が買われています。
ユーロ円チャート
ポンド/円 GBP/JPY
こちらも同じく、ポンドが売られ、円が買われています。
安全通貨と呼ばれる円が全面的に買われている状況です。
ポンド円チャート
ユーロ/ドル EUR/USD
では、米ドルの視点から見てみるとどうなるのでしょうか。
ドル円とほぼ同じ動きをしていますね。
すなわち、ユーロが売られ、ドルが買われています。
ユーロドルチャート
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ポンド/ドル GBP/USD
米ドルと英ポンドの為替はどうでしょうか。
こちらもドル円とほぼ同じ動きです。
ポンドが売られ、ドルが買われています。
震源地の通貨であるユーロやポンドを手放し、比較的安全な円やドルを買っているという構図が見えてきますね。
ポンドドルチャート
ユーロ/ポンド EUR/GBP
では、当事国同士の為替はどう推移しているのか気になりますよね。
これまでのチャートとは正反対の動きをしていることがわかります。
すなわち、ユーロを買って、ポンドを売っているということです。
“ポンドよりユーロが安全である”というのが、マーケットのコンセンサスのようです。
「イギリスがEUを離脱した場合、経済的には苦しくなる」と言われていたことが、さっそく白日の下にさらされたと言えます。
ユーロポンドチャート
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