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大河ドラマ 真田丸 第21話『戦端』あらすじとネタバレ

5月29日放送の真田丸 第21話『戦端』の詳細なあらすじです。

ネタバレ注意!

あらすじ

なかなか上洛しない北条に、秀吉は苛立っていた。
三成に同意を求めるも、今はまだ力を養う時と言って反対した。家康も戦は避けたそうな様子だ。北条と伊達を倒してしまえば、有力な大名は残っておらず、天下統一を成し遂げられると秀吉は踏んでいる。
「お捨のためにも、日の本から早く戦をなくしたいのじゃ」

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三成は信繁を呼び、殿下が最近利休のところへ行かなかったかと尋ねた。信繁は、三成の勘の鋭さに驚いた。信繁は数日前、秀吉に随行して利休の茶室を訪れていた。信繁が表で控えていると、北条攻めをするか否かを相談する秀吉の声が漏れ聞こえてきた。
「北条を潰しなはれ」
利休は、大きな波に乗っている今が絶好の機会だと秀吉をけしかけた。

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聚楽第には、家康が出向いて滞在している。家康に従っていた阿茶局は、寧や茶々と他愛もない会話を交わしながら、二人の間の力関係などに探りを入れて家康に報告した。その報告を聞いた本多正信は、お世継ぎが誕生したことであちこちに火種がくすぶってきたと言ってニヤリと笑った。火種というのは、これまで秀吉の跡継ぎと言われてきた秀次だ。

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秀次は、きりと庭で話しながら風車を作っている。
「お捨が生まれて、私ががっかりしていると皆は思っているようだが、まったくそんなことはない。私は殿下の跡継ぎの器ではないことぐらい分かっておる。お捨が生まれてむしろ胸をなで下ろしておる」
そんな秀次の言葉に、きりは驚いた。

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信幸はもやもやした日々を送っている。稲がなかなか心を開いてくれないからだ。娘を溺愛する忠勝が、頻繁に遠路はるばる様子を見に来る上に、父娘の絆が深いので信幸が入る余地がない。
一方、病気がちだったこうは、とりや薫の世話役をするうちに元気を取り戻してきた。

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家康は、駿河と相模の国境近くにある寺で、氏政とひそかに面会した。家康は、いつまでも秀吉の臣下でいるつもりは毛頭ないが、今は秀吉に従って上洛をすることを勧めた。氏政が、なぜ今は秀吉の配下に入っているのか尋ねた。今、戦を起こしても勝ち目はないからだと答えた。天下統一目前の秀吉は、氏政の予想をはるかに上回る力を蓄えていると家康は力説した。

「長いものには巻かれよは、決して卑怯者の方便ではござらぬ。生き延びるための知恵と心得られませ」
敵味方の関係を長年繰り返してきた戦仲間として、家康は本心から勧告した。しかし氏政は、いずれ秀吉を倒すと言って、強気の姿勢を崩さなかった。

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氏政は小田原城に戻ると、氏直と江雪斎を呼び寄せ、秀吉と駆け引きをすると切り出した。沼田は北条のものであるにも関わらず、いまだに真田がのさばっている。沼田を取り戻し、それと引き換えに上洛すると条件を出して、秀吉の出方を探るのだと言う。

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氏政が提案した条件に秀吉は機嫌を悪くしたが、三成はすぐに次の手を考えた。殿下の采配で真田から沼田を取り上げ、北条に渡す。それなら「天下惣無事」にもかなっていると言った。「天下惣無事」とは秀吉が掲げた布令で、大名同士の勝手な争いを禁じるものだ。秀吉は、それでは真田が納得しないだろうと思案したが、三成には考えがあると進言した。

しばらくすると、昌幸のもとに聚楽第に出仕するように書かれた書状が届いた。昌幸は、完成したばかりの京の真田屋敷に到着すると、信繁を呼んで話を聞いた。信繁は聞かされていた沼田の件を切り出した。とたんに昌幸は激怒した。
信繁も沼田を守り抜いてきた苦労は知っているが、三成から説得役を任され、断ることができなかったのだ。昌幸は、沼田が欲しければ力ずくで奪い取るがいい、と言って突っぱねた。

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三成は、信繁に難しい役を任せたものの、簡単に沼田を明け渡すとは踏んでいなかった。信繁からの説得がうまくいっていないという報告を聞き、吉継と共に次の案を画策していた。その案とは、北条と真田を引き合わせ、秀吉の前でとことん談判させるというものだ。武器ではなく議論を戦わせた上で、どちらが沼田を治めるべきか秀吉が裁定するのだという。

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この案を三成が打診しに行き、殿下のご威光を示すよい機会かもしれませぬ、と秀吉を持ち上げると、秀吉は承諾した。沼田のやりとりを知っている家康にも同席を求めることになった。

信繁は真田屋敷に向かい、これまでの経緯を昌幸に打ち明けた。
「これが新しい時代の戦なのです」
と言って説得すると、昌幸は渋々ながらも同意した。

氏政のもとにも知らせが届いた。
「上洛するのは沼田を取り戻してからじゃ。順序が逆」
と言って難癖をつけた。

これ以上抵抗を続けると戦になると悟った江雪斎は、当主である氏直に上洛してほしいと掛け合った。ところが、氏直はどうしていいかわからず、あたふたするばかり。覚悟を決めた江雪斎は、自分が名代として議論を戦わせ、沼田を取り戻してみせると力強く言い切った。

家康は、氏政の頑固さに嫌気が差していた。
「沼田、沼田、まるで喉に刺さった小骨じゃのう」

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北条からは板部岡江雪斎、徳川からは本多正信が来るという知らせを受けた昌幸は再び激怒した。どちらも当主の名代なら自分も行くわけがないと言って譲らない。
信繁が、これを三成に報告に行くと、三成は代替案を出した。戦を避けるには、信繁が父の代わりをするしかないと言う。

いよいよ、聚楽第の広間に真田、徳川、北条の代表が顔を合わせた。

互いに挨拶を交わすと、信繁は廊下に出て、周囲を見回してから隣の部屋に入った。倉庫のような部屋だ。積み上げられた箱の陰に、昌幸が身を潜めている。昌幸は、信繁の耳元で囁いた。
「徳川がどちらにつくかで勝負は決まる。味方につけよ。決して沼田を北条に渡すな。これは戦じゃ」
信繁は広間に戻ると、面識のある正信と親しげに雑談を交わした。

しばらくすると三成が現れ、秀吉の登場を告げた。
秀吉は颯爽と入ってくると主座につき、一同が一斉に平伏した。

新時代の戦いが幕を開けようとしている。

(続き:第22話

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