大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、井伊直親の嫡男で忘れ形見の虎松。
のちの井伊直政となる人物です。
そんな虎松を演じたのは寺田心くん。
寺田心くんのプロフィールや経歴を振り返るとともに、寺田心くんが語った虎松の役作り秘話をご紹介します。
虎松(井伊直政)とは
井伊直親の忘れ形見ということで、周囲から大切に育てられる。
怖がりで泣き虫であったが、軟弱に育つことを憂慮した直虎の意向により、龍潭寺などで厳しい教育を受け、次第に負けず嫌いな気質を備えていく。
のちに名を井伊直政と改め、戦国最強の精鋭部隊「井伊の赤備え」を組織。
家康の天下取りを支え、大出世を果たす。
寺田心のプロフィール
本名 :寺田 心(てらだ こころ)
生年月日 :2008年6月10日(8歳)
出身地 :愛知県
所属事務所:ジョビィキッズプロダクション
芦田愛菜に憧れて、2011年から芸能活動を始める。
TOTOのCMが話題となり、注目を集める。
将来の夢はシェフという意外な一面も持ち合わせている。
寺田心が語る虎松の役作り
虎松の初登場シーンは5歳でした。
亥之助たちと五目並べや鬼ごっこをやっても負けてばかり。
言いたいことを言葉にできず、すぐに泣いてしまう弱い子供として描かれています。
寺田心くん自身も似たところがあるようで、このように語っています。
虎松の泣き虫なところは、僕と似ているかな、と思います。
虎松の母親はとても優しく接する一方、後見の直虎は厳しく接しています。
最初のうちは、怖い人に警戒心を抱いていますが、やがて虎松の気持ちをいちばん分かってくれているのは直虎だと気付き、心を開いていきます。
そんな登場初期の役作りについて、寺田心くんがこう語っています。
そんな虎松が初めて自分の気持ちを言葉にして直虎と話すシーンは、とても難しかったです。
撮影の合間では、共演のキャストの皆さんにも大人気だという寺田心くん。
共演者とのエピソードを楽しそうに語ってくれました。
撮影の合間にいちばんお話しするのは、母上役の貫地谷しほりさんです。
僕が、虎松が実際に住んでいた鳳来寺に家族と行ったときの話をしたり、お菓子を一緒に食べてくれたり。あと、柴咲コウさんからは、役に集中する方法を教えてもらいました。
目をつぶって「虎松だったらどう思うかな」って考えるといいよって。
それ以来、僕は、いつもそれをしてから虎松を演じるようにしています。
虎松といえば、泣き虫のシーンが可愛くて印象的ですよね。
子役といえど、そこは役者。
寺田心くんは泣きの演技もちゃんと考えて演じているようです。
泣くシーンは、正直とても大変です。
そんなとき僕は、虎松のお父さん(井伊直親)が早く死んでしまったことや、虎松を守るために井伊家の人がたくさん死んでしまったことを、虎松の気持ちになって想像するようにしています。
涙がだんだん込み上げてくるんです。
最後に、今後の見どころについても語ってくれています。
大変なことばかり起こっていた戦国時代は、今よりも毎日を一生懸命に生きていたんだろうなと思いました。
そんな大変な中で虎松は、母上や直虎をはじめ、たくさんの人々の愛情を受けて育っています。
きっと井伊家の人々や井伊谷の民を守る、強くて優しいいいお殿様になると思います。
最初は弱いけれど、少しずつ成長していく虎松の姿に注目してほしいです!
大河ドラマの小説版はこちら。
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