「dele」6話見逃し&感想 夏休み最後にいじめを斬新に解決する展開に注目

冒頭て純子の遺体が発見されるシーンは、純真なまま死にたいと考えた彼女の意図が表されたような白い雪景色の中のシーンで印象的だった。

彼女が死を選んだ理由を知り、冒頭のシーンにつながったような気がした。

今回のテーマはいじめ、目に見えないSNSに潜む悪魔の存在。

自分の知らないところで交わされる心無い言葉や行動が、誰かの生きる日常を傷つけかねないと考えさせられた。

圭司がバクに制裁を加えて打ち負かすこと、真柴のように悩む子供たちに笑顔で目を向けること、どちらも必要なことと思った。

バディとしてお互いそれぞれの役目を理解し行動する二人の絶妙な距離感も、回を追うごとにドラマを面白くしている。

夏休み明けのシーズン放送というタイミングもメッセージ性を感じる内容だ。

匿名さん　30代女性

物語前半は同級生によるイジメ問題があったのだと思わせるような作りになっていた「dele」第6話。

グループ内での三角関係が生まれてしまって、そこから仲の良かった友人同士が徐々にギスギスしていって……なんて話はよくありますからね。しかし「dele」はそんなありがちな展開で終わるドラマではなく、そこから予想外の方向へと話が転がっていくのでとても面白かったです。

坂上達は純子を死に追いやった真犯人を見つけるわけですが、そいつに制裁を加えるだけでは終わらずに、第二第三の犠牲者が出ないように他の子供達のケアしにいくラストは良かったですね。

このドラマの放送はちょうど夏休みの終わり頃――学生の自殺が最も多い時期と言われています。そういうタイミングで「自殺なんてすることない」とする今回のエピソードを届けるところにもまた優しさを感じます。

匿名さん　30代男性

今回は依頼人が本人でなく、両親からというパターンだったが、進行するにつれて緊迫感、ドキドキ感もあっておもしろかった。

現代によくあるいじめが原因の自殺という単純なストーリーかと思ったが少しひねってあった。途中、本当にいじめにあった女子の自殺未遂という場面があったところもそう想像させるところだったが、見ている身としては少し裏切られたというか驚いた。

純子の自殺の理由のひとつに親友に彼を取られた悔しさが描かれていたが、親友に優奈のいった「純子が指一本触れさせなかったから」という事実が頭に残り少し違和感が残ったままだったし、あの親友4人組との関係をもっと掘り下げる必要はなかったのか？とも思う。

最後に、その純子を自殺に導いた男が出てくるが、この男の背景も最後に山田孝之が数秒セリフの中で言うだけだったが、こういう犯罪をネットで起こしている理由がよくわからなかった。

匿名さん　50代男性

いじめとネットにはびこる悪意がテーマになっていました。

とはいえ純子の友人たちにも、純子の両親にも、利用される隙と安易な行動があったのは事実ですし、自殺に誘導した犯人だけが全面的に悪いとは思えません。

確かに純子の意志はそれらからすべて遠ざかるために死を選ぶというものだし、すべてを消し去りたかったのでしょうが、圭司たちの判断にはきっと賛否があるでしょう。

もちろんすべてを明らかにすれば純子の両親にひと波乱あり、離婚や母の自殺さえ考えられるし、友だちもどうなるかわかりません。でもそれはある意味で自業自得だし、圭司たちの関与するところでも、死んだ純子のせいでもありません。

個人的にはそっちのエンディングならば、どうなるのか見たかった気もします。

匿名さん　50代男性

純子の自殺を両親は学校でのいじめと捉えていて、純子の仲間だった優菜たちはいじめはしていないと話して、自分たちの行動が関わっているとは全く考えもしない所に、それぞれの小さな悪意が1つに纏まった時の衝撃が凄い事を純子のように被害に遭わなければわからない気がします。

優菜たちは純子への陰口を軽く考え話していて、それが集団になった時の恐ろしさを全く理解していないのと、純子の自殺で生じたストレスをいじめで解消する事を正当化する姿勢が気持ち悪く、真実を知った所で優菜たちは言い訳をして考えないと思われて両親も同様に壊れるだけなので、圭司は純子の意思を尊重したと思いました。

今回のドラマの中で祐太郎が食事の買い出しに行こうとして、食べた物を圭司に聞くと唐揚げと答え、祐太郎が昨日も同じだったと健康に気を遣う方で、圭司が好きなものばかりを食べる性格とわかり、見た目と中身が違う事が可笑しく、今回の純子が自殺した原因の見えにくい悪意にも繋げていたように感じました。

匿名さん　30代男性

誰もが恐れているような、本当はみんな自分のこと悪く言っているんじゃないか…、という不安に迫るお話でした。

一度一線を越えると今度はもっと多くの人の個人情報を覗き見して確認したくなっていく。

いろんな状況が重なれば誰でもはまりこんでいきそうな負のスパイラル。他人事とは思えない身近にある恐怖だなと思いました。

娘の自殺に納得いかなくて半年後も諦めずに調査を依頼してきた両親が二人とも浮気、というのは中々なさそうな気がしましたが、だからこそ友達があの子は強い、と言い切る彼女でさえ周りの人みんなが信じられなくなっていったのかなとは思えました。

現実に今いじめられている少女を助けられたのは本当に良かった。

これも実際に多くある出来事だと思うとドラマだからという単純な見方はできなかった。

キャラクターとは異なるケイの優しさや厳しい対応が身につまされます。こういう人が実世界でも多ければいいんですよね。

匿名さん　40代女性