徳川2代目秀忠は真田丸のラスボス?星野源が語る役作りの秘密

星野源

出典:https://twitter.com/gen_senden

家康の子で江戸幕府2代目将軍である徳川秀忠。
真田丸では真田信幸をはじめ、武田勝頼、上杉景勝、豊臣秀次・秀頼ら多くの2代目の武将が登場し、秀忠は彼らと対比する形で描かれています。

そんな徳川秀忠を演じる星野源さんがインタビューで語った役作りのポイントをご紹介します。

徳川秀忠とは

家康とその側室・西郷局の子。秀吉の没後、家康とともに天下統一を推進。上杉攻めの途上で石田三成らの挙兵を聞き、東山道(中山道)を西上するも、信濃・上田で昌幸・信繁父子に苦戦を強いられ、関ヶ原の戦いには間に合わなかった。

秀忠が将軍職を継いでも、その政策は家康の影響下に置かれた。「大坂の陣」では徳川方の総大将を務める。戦後は政務に邁進。家康の没後、本格的に指導力を発揮し、幕藩体制の確立に努める。

星野源が語る役作りの秘密

撮影に入る前に三谷幸喜さんとお話をしました。その際、「今回の裏テーマとして2代目の苦悩を描きたい」という考えをうかがいました。「終盤に理想の2代目が出てくる。それが秀忠なんだ」と聞いて、その人物を演じられると思うと、とても嬉しかったですね。

秀忠は自身の腹の中を吐露することが少ないので、人物像は自分なりに想像を膨らませて描いていきました。三谷さんからの「現代人のように演じてほしい」という言葉をヒントにして思いついたのは、秀忠=次世代の人だということ。今の世代に入れない苦悩を漂わせつつ、彼が登場すると少し空気が変わる、そんな人物を演じられるよう意識しています。同様に、時代劇らしいセリフ回しにならないように気をつけています。父のエネルギーがすごいので、父上が100だとしたら、秀忠は10ぐらいかな(笑)。

秀忠といえば、初陣である関ヶ原の戦いでの遅参が有名ですが、今回の秀忠は家康に心から詫びません。むしろ「なぜ連れ戻したんですか!」とプンプン怒っています。父に言い返せる強さもあり、世間知らずという一面もある。そんなところが秀忠らしくて、演じていて面白かったですね。父上に認められたい一心の彼が、これから父親とは全く異なる将軍となり、秀忠の時代を作っていく。そんな前兆にも思えました。

最終回に向かって、秀忠らしい現代につながる要素をもっと見せていきたいと思っています。特に目立った才能はないけれど、全体のバランスを見たり、仲間を守ろうとする力には長けていた人物だと思うんですよね。いま真田丸の中で奮闘している秀忠に対して「もうちょっと我慢すれば、君の時代が来るから!がんばれ、がんばれ」と言っていげたいですね(笑)

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