2019年1月期のフジテレビ月9ドラマ「トレース~科捜研の男~」。
第1話(2019年1月7日(月)放送分)を見た視聴者の感想をお届けします。
また、ネタバレを含むあらすじや、次回の見どころも紹介していきますよ。
「トレース~科捜研の男~」第1話 あらすじ
ある陰惨な事件を経験した過去を持つ 真野礼二(錦戸 亮)は、警視庁科学捜査研究所法医科に所属する法医研究員。「鑑定結果こそ真実」という信念のもと、膨大な知識と高い鑑定技術、他者とは違う着眼点を持つ真野は、周囲からその実力を高く評価されている反面、クールで協調性がなく、必要以上に人と係わろうとしないことから科捜研内では浮いた存在でもあった。
ある日、真野の上司である法医科科長の海塚律子(小雪)は、相楽一臣(山崎樹範)や市原 浩(遠山俊也)、水沢英里(岡崎紗絵)ら法医研究員たちに新人の沢口ノンナ(新木優子)を紹介する。大学院で遺伝子の研究をしていたノンナは、大学OGの律子に誘われて科捜研に入所したものの、遠い世界の出来事だと思っていた殺人事件に係わることに戸惑いを隠せないでいた。
するとそこに、警視庁捜査一課の刑事・虎丸良平(船越英一郎)と猪瀬祐人(矢本悠馬)、鑑識員の沖田 徹(加藤虎ノ介)らがやってくる。イベント会場で発見された、切断された左手の鑑定結果を聞きに来たのだ。
鑑定を担当した真野は、付着物の中から珪藻と通常の20倍のマンガンが検出されたことを伝える。それを聞いた虎丸は、即座に多摩川の捜索に向かおうとした。そんな虎丸に、多摩川を探しても意味がない、と告げる真野。だが虎丸は、捜査方針に口を出すのか、と真野を睨みつけると出ていってしまう。
すると真野は、おもむろに臨場の準備を始め、特殊な珪藻の生息域で、域内にマンガン鉱山の跡地がある日原川に向かうと言い出す。律子は、真野の勝手な行動を非難する研究員たちの言葉を受け流すと、ノンナに同行を指示し、「しばらく彼について学びなさい」と続けた。
現場に到着した真野とノンナは、ほどなくそこでバラバラに切断された女性の遺体を発見する。そこには土に半分埋もれた一輪の花もあった。
司法解剖の結果、死体は10の部位に切断されており、死因は心臓を刃物で刺されたことによる失血死。死亡推定時刻は4日前の深夜だった。また被害者は、生前、恒常的に暴力を受けていたことを示す痕跡もあった。
そんな中、被害者は娘かもしれないという五十嵐千鶴(森口瑤子)と、千鶴の再婚相手で著名な教育評論家の康信(吹越 満)が警察署を訪れるが…。
引用:ドラマ公式サイト
「トレース~科捜研の男~」第1話 感想とネタバレ
当サイト読者の方から寄せられた、
「トレース~科捜研の男~」第1話の感想をご紹介します。
バラバラ死体事件、容疑者は義理父か
今回の事件はバラバラ死体とDV夫の容疑についての捜査でした。「いきなり重い」と言う意見はネットでも多いですね。
捜査一課の虎丸刑事達が状況から勘で容疑者を立てていくのに対し、科捜研の真野礼二は冷静に証拠の細部にこだわって、事件の「真実のかけら」を明らかにしていきます。
感極まって遺族と接触してしまった新人・沢口ノンナの必死の態度もあり、新たな証拠「血のついたガラス皿」を入手し、そこから逆に容疑者が被害者の身内では無いことがわかってきます。
ホットとクールと言う温度差をまずは描きたかったのか、とにかく虎丸刑事と礼二との対立が、これでもかと描かれていました。
最後の「引き分けだな」というのは歩み寄りになったのか…筆者としては納得できず、微妙な感じです。
錦戸亮がクールで優しい!
主演の錦戸亮の演技は、ネットでも褒め言葉が多いですね。さすが大河ドラマ「西郷どん」で鍛えただけあります。
真野礼二の「真実のかけら」を探すために集中している周囲を顧みない態度と、時折ノンナに見せる先輩としての優しさが、良い振り幅になっていて好感が持てました。
礼二の過去についてはまだフラッシュバックという形でしか登場していませんね。今後礼二の不幸な過去から来る心の闇が明らかになってくると、さらに主人公としての深みが出てくると思います。
錦戸亮「科捜研の男」の魅力とは?過去作での演技・役柄から今作の見どころに迫る
沢口ノンナ役の新木優子は月9連投!
新木優子演じる科捜研の新人・沢口ノンナについては、原作よりも感情でストーリーの中心に入ってくる感じが強く、礼二に対する態度はひたすら尊敬、というイメージです。
新木優子は「SUITS/スーツ」に次いで2回連続の月9出演ということで、先シーズンよりも出番も増え、ドラマの進行役といったニュアンスも担当しているようですね。
事件解決後に「すごいです!」とストレートに礼二を賞賛していましたが、それに対し見えないところで礼二がフラストレーションを爆発させていましたね。
礼二の過去を知らない状態で知り合ったノンナが、壮絶な過去を知ってどう変化していくのか、見守っていきたいところです。
原作やドラマ「科捜研の女」との比較
古賀慶による原作マンガ「トレース 科捜研法医研究員の追想」とは、かなり空気感が違うドラマに仕上がっていますね。遊び心なしのハードボイルドという感じです。
また、題から見てテレビ朝日のドラマ「科捜研の女」への対抗意識は明確でしたが、内容的には特に寄せてくる様子はなく、オマージュという感じでもないですね。
しいていうなら、新木優子の役柄が「沢口ノンナ」というくらいでしょうか(笑)
(「科捜研の女」は沢口靖子主演)
捜査一課と科捜研の対立
「科捜研の女」では、ヒロインの榊真理子研究員が、上司に非難されながらも捜査一課の土門刑事と一緒に、積極的に捜査に関わっていますよね。
それに対し、今作「トレース~科捜研の男~」では、たびたび「科捜研は捜査する立場にはない」と言うシーンがありました。
特に虎丸刑事は自分の考えに反対意見を述べる礼二がお気に召さない様子で、しょっちゅう「勝手なことはするな」と言っており、科捜研を道具のようにしか思っていない雰囲気が刺々しいです。
ノンナが加わったり、死体バラバラ事件の真相を礼二が解決したりしたことで、虎丸刑事との関係が円滑になり、原作のように礼二の過去につながるのかどうか、今後の変化が待たれますね。
最後の方で昇進が映し出された、千原ジュニア演じる刑事部長・壇浩輝の存在も気になります。
礼二の過去に関係してくる人物のようですが、「最年少」「優秀」と言われている割には、ドラマ的な暗いオーラを背負っての登場なので、あまり礼二にとって嬉しい人物のようには思えません。
科捜研のトップが女性!
原作ではコミカルなおじさんだった礼二の上司にあたる海塚法医科長が女性で、かつ新人・ノンナと懇意になっています。
小雪、相変わらず美しいです!
虎丸刑事のような人柄には、凛とした女性の方がハッキリ意見できるんですね。さりげなく礼二のフォローをしつつ、科捜研の警察組織内での立場を守っている感じがよかったです。
まとめ
「トレース~科捜研の男~」は、かなり硬派なシリアス重視のドラマで、前々シーズンの月9ドラマ「絶対零度」よりもさらにハードな感じがします。
過去のトラウマと礼二の生い立ちなどが第2話ではもっと深く語られる予想です。
新境地の「トレース~科捜研の男~」に、今後も注目していきたいです!
オンエアを見逃してもフル動画を視聴する方法
「トレース~科捜研の男~」を見逃しても大丈夫!
視聴する方法は、大きく分けて2つの方法があります。それぞれの特長をここからご紹介していきます。
オンエアから1週間以内の場合
動画配信サービス | 配信期間 |
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TVer | 1/7(月) 放送終了後まもなく ~ 1/14(月)19:29 |
オンエアから1週間以上経過した場合
動画配信サービス | 配信状況 (見放題/レンタル) |
動画数 | 月額料金 | 付与ポイント |
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FODプレミアム |
配信あり (見放題) |
2万本以上 | 888円 | 1,300円相当 |
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