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おんな城主直虎 第37話のあらすじとネタバレ!「武田が来たりて火を放つ」

9月17日放送の大河ドラマ「おんな城主 直虎
第37話「武田が来たりて火を放つ」の詳細なあらすじです。

ネタバレ注意!

おんな城主直虎 第37話「武田が来たりて火を放つ」あらすじ

還俗した直虎(柴咲コウ)は、龍雲丸(柳楽優弥)とともに瀬戸村へ移り、土と生きる道を選んでいた。

のどかな日々が続いた。
政とは無縁の暮らしを直虎は思うさま楽しんだ。

その一方、時代は大きく動いていた。
元亀2(1571)年10月、北条家の一時代を築いた氏康が没した。遺言に従って、跡を継いだ氏政が武田家との同盟を結び直す。

これを受けて、信玄(松平健)は西方へ進撃を再開した。
居城を岡崎から引間に移し、地名を浜松と改めていた家康(阿部サダヲ)や、徳川方の将兵たちはこの事態に震撼していた。
 

このところ、龍雲丸に元気がないことを直虎は心配していた。
無理からぬことだ。堀川城で仲間が行方知れずとなって早3年半。消息が聞こえてくるのを待っているのだが、刺激に満ちた昔の生活とはあまりにかけ離れた退屈な毎日であることに違いはないのだ。

そんな生活の中、とある知らせが届いた。
二人が暮らす小さい家に、若い女が手紙を届けに来た。

龍雲丸「ありゃ、たまきだ。覚えてねえか、龍雲党にいた。あんときゃまだ小さかったが」

中村屋(本田博太郎)の船で堺まで逃げ、そこで所帯を持ったのだという。その中村屋からの手紙だった。

龍雲丸「商いが回りだしたみてぇで、人手も足りねえし、来ないかって話でさ」

やはり行くのか…寂しさをこらえて直虎は言った。

直虎「よいのではないか。頭の性に合うた話じゃと思うぞ」
龍雲丸「とわもともに行かねえか? ともに堺に」

直虎は強く揺り動かされた。
龍潭寺に身を寄せる祐椿尼(財前直見)までが、中村屋の使いの者から聞いたと、堺へ行くことを促しに瀬戸村までやって来た。

祐椿尼「とわ。母には野望があるのです。そなたの…孫を抱くことです」
直虎「ま、孫ぉ!?」
祐椿尼「頭を手放しては、相手など現れはせぬでしょう。ここは母のために、頭とともに行ってくれませんかね」

娘を好いた男と添わせてやりたい。そんな母の優しさを、直虎はしみじみと感じていた。お言葉に甘えまする、という言葉が自然に口から出ていった。

そんな折。
武田が遠江に攻め入ったという急報が井伊谷を襲った。
二万を超える軍勢が駿河、信濃の二方面から徳川領に攻め入り、遠江の城を次々と攻め落としているという。

12月には浜松に達し、城から打って出た徳川軍を、三方ヶ原の台地で完膚なきまでに叩きのめした。

傑山「武田は恐ろしいほど強い。それと、村での略奪は目を覆うありさまでした」

偵察から戻った傑山(市原隼人)が、声を絞り出すように言った。


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直虎と龍雲丸も龍潭寺に呼ばれた。
今は近藤家に仕えている直之(矢本悠馬)に向かって、南渓(小林薫)が言った。

南渓「近藤殿は、あくまで徳川方として戦うつもりなのか」
直之「はい。城を枕に討ち死にするくらいの勢いで」

戦ったところで全滅するのは目に見えている。近藤(橋本じゅん)に、武田に帰順する、と言わせなければ。直虎は知恵を絞って、ある奇策を思いついた。
戦の際、兵力となる村々の百姓たちに戦道具や食糧を持たせ、一人残らず井伊の隠し里へ逃がしたのである。

これを聞きつけた近藤は激憤した。
直虎は必死で説得した。

直虎「近藤様。こたびの戦いに到底勝ち目はございませぬ。あたら命を散らすなど惜しいと思われませぬか」

近藤は直虎を睨みつけて沈黙している。

直虎「このうえはどうか武田に帰順し、開城の使者をお立てくださいませんでしょうか。そのお命は、われら寺が救うたもの。大事にはしていただけぬでしょうか」

鬼の形相となった近藤が、よかろう、と言った。

近藤「そなたの言うとおり皆とともに逃げよう。…ただし帰順はせぬ。城に火を放て!」

は! と応じた兵たちがすぐに動き出す。
茫然となる直虎にぶつけるように、近藤は大声で放った。

近藤「死んでも武田に城は渡さぬ。これ以上は譲れぬ!」

あちこちで火の手が上がった。
井伊家の思いと記憶が詰まった井伊谷城は、折からの強風にあおられ、あっという間に炎の海に沈んでいった。

 

[次回] 第38話「井伊を共に去りぬ」あらすじとネタバレ

 
大河ドラマのノベライズ版はこちら。

 

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