おんな城主直虎 第25話のあらすじとネタバレ!「材木を抱いて飛べ」

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心当たりのない直虎は、問いかけた。
直虎「あの、一体なんのおとがめにございましょうか」

関口が目配せをし、それに気付いた政次が口を開いた。
政次「三河に流す材木を都合した、という疑いがかかっております」

政次が続けた。
政次「成川屋という者、怪しげな動きをしておったので塩止めに反しておるのではないかと調べあげたところ、あろうことか、三河に通じており…。井伊の材木は三河に流れておったということにございます」

関口「そもそも、かような大きな商いをするというなら、主家に伺いの一つでも立てるが筋。忠義が足らぬゆえ、かようなことになるのじゃ。明日には戻るゆえ、出立の支度をしておくよう」

関口は政次を連れて退室した。

直之(矢本悠馬)は怒り心頭だ。
直之「なんという無理難題を! われらに商人の売り先まで責めを負えというのか!」
直虎「それは恐らく、どうでもよいのじゃろう」

直虎には今川の思惑が透けて見えていた。
井伊をそろそろ政次に任せたい。武田と徳川に挟まれている遠江の国衆を忠実な者で固めたいのだ。そんな折に申し開きをしたところで無益だろう。
直虎は、そう考えていた。

直虎「忠義が足らぬというなら、あふれ返るほどの忠義を見せつけてやればよいのじゃ」
 

直虎は策を練った。
成川屋へ行って、材木を買い戻す。
できない場合は、材木を買い集め、「井」の焼き印を押す。
それが駄目でも、次の策を考えていた。

この策を六左衛門(田中美央)と方久に伝え、すぐに二人を成川屋へ向かわせた。
直虎自身は別の策を考え、駿府に旅立った。

六左衛門たちが成川屋に顔を出すと、すでに運搬船が出たあとだった。
また、買い集められる材木の量も限られていた。
考えていた最終手段を早速使うハメになった。

中村屋から場所を聞き出して、龍雲党の拠点に向かった。
じっくり話を聞いている龍雲丸とは対照的に、手下たちはあきれた顔をしている。

龍雲丸「わしらに、その三河へ向かっておる材木を取り戻してこいという話ですかい」
「材木を載せた船は、今どのあたりか分かんねぇ」
「しかも明日には取り戻さねば間に合わねぇ」
「できるわけねえだろうが!」

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