「dele」5話感想&あらすじ 橋本愛の演技力と見事な脚本に引き込まれた声続出

圭司（山田孝之）の元恋人役として柴崎コウが登場。今回も豪華なゲスト俳優で面白かったです。

二人の特殊な関係性が最後まで気になってセリフが聞き逃がせないです。

今回の依頼人に長年思いを寄せていた幼馴染の楠瀬役、高橋愛の演技が自然体で複雑な片思いをうまく表現していたと思います。

特に最後のシーンで、意識を取り戻した幼馴染が最初に自分ではなく親友の宮田の手を握るところですべてがつながったような気がした。

ずっと好きだった相手が好きな人がまさか男、好きな人がゲイであったことがわかります。

明確なセリフなどでではなく、常に視聴者に人間関係を考えさせる展開や構成がドラマの特徴に感じます。

そういうことだったのかと、最後に全てがつながる感覚が毎回見どころです。

匿名さん　30代女性

それぞれのリンクがうまい具合に張り巡らされ、カップルたちのコントラストも鮮やかに違いが演出されていて、とても見ごたえのある内容でした。

聡史と百合子、百合子と祐太郎、そして圭司と明菜という三組の男女パータンが、それぞれにエピソードを語り、いろいろな思いを重ねることで話を深め、ドラマを進めていきますが、最後は聡史と宮田という男同士のカップルに集約されるというどんでん返しが見事でした。

注意深く見ていれば、確かに伏線のようなものはあるので、落としどころとして強引さは感じられないし、とてもよく出来たいいシナリオだったと思います。

とはいえゲスト出演で百合子役の橋本愛さんの演技が魅力的で、それがなければこのシナリオは生きなかったように思います。彼女の好演が意表をついた最後を演出しているといえると感じました。

匿名さん　50代男性

何年も幼馴染の聡史を思いつづけて、他の人との恋愛に踏み出せない百合子。

聡史はたぶん彼なりに彼女に恋愛感情がないことを伝えている。だのに、百合子はそれを聞かぬふり、あるいは自分に都合よく解釈して聡史への望みを捨てない。

百合子は現実逃避している、イタイ女性なんだよね。しっかりしろ、現実を見ろ、て叱ってやりたい。

でも、聡史も真実と向き合っていない点で百合子と同じ。怖くて現実から逃げている。

親友、なんて偽っているけど、本当は宮田と恋愛関係にある、まだまだ世間に認められていない同性愛という真実から目をそむけている。

人は死に直面してやっと現実と正面から向き合えるのかな。

聡史が消去を依頼したデータの中味は何だったのか。宮田との思い出？甘い愛の日々？

ともかく死後人に見られたくないものには違いない。

そのデータを見せるのが百合子を諦めさせる一番手っ取り早い方法だったんじゃないかな。

ま、二人しっかり手をにぎりあう光景を目の当たりにして、彼女も現実と向き合うでしょう。

圭の彼女も、圭との仲を断ちたいのかな。それとも死が直前に迫っているとか。だからデータ削除の依頼をするそぶりを見せるのか。

匿名さん　50代女性

恋愛関係はいろいろある…という含みがある、見ごたえのある回でした。

大人のムードが漂ってくる、圭司と明奈のパートが特に良かったです。あまり表情を変えない役柄の圭司が、明奈のちょっとした言葉に同様するのが面白かったです。

また、柴咲コウの演技は目ヂカラの使い方がカッコよくて、色気がにじみ出てくる感じが流石だと思いました。
　

最後の会話で、明奈が「もう会わない」と言って一回圭司を落胆させておいてから、「長くは待たない」と言って本気で付き合いたい気持ちを前面に出してくるところが、素敵な駆け引きで、圭司と一緒に自分までウットリさせられました。

出来れば最終回までに、本当に二人が付き合うようになるシーンが見たいところです。

匿名さん　40代女性

死亡確認するために偽りながらも関係者に自然な距離感で会いに行くのがいつもの展開ですが、今回はカマをかけられて関係者にばれてしまったり、その相手にも偽られ逆手に取られてしまう展開が新鮮でした。

そのやりとりの中で真柴(菅田将暉)の過去の話が初めてされました。

髪を結ぶシーンなどの描写が綺麗で、さらに真柴の表情もあいまって儚げな印象があり目に焼き付いてしまいました。

ドラマ初回で過去についての伏線が張られていましたが、ようやく一つの情報が出てきたので、次回以降にもヒントはないかと心待ちにしています。

恋愛関係かと思いきやまた、柴咲コウさんの登場により、坂上(山田孝之)の過去も垣間見えて、今後の展開で少しずつ過去の坂上や二人の関係もわかるのかもと期待しています。

匿名さん　20代女性