大河ドラマ「西郷どん」第3話「子どもは国の宝」が1月21日に放送されます。
前回(第2話)「立派なお侍」のあらすじはこちら。
西郷どん第2話のあらすじ「立派なお侍」
林真理子の原作小説を基にしたドラマ「西郷どん」の第2話のネタバレ含むあらすじを予想します。
ネタバレ注意!
西郷どん第3話 原作のあらすじとネタバレ
嘉永元(1848)年。西郷家は四男の小兵衛が生まれ、計11人の大家族になっていた。相変わらず生活は苦しく、祖父の龍右衛門が変な咳をして寝込むようになり、三男の信吾も体調を崩していたが、医者に診てもらう金がなかった。
吉之助は熊吉と獲ってきたイノシシを売って診察代にあてようとするが、吉兵衛は叱りつけると、こんなことを言い出した。
吉兵衛「決めた。こげんなったら、金を借りっど」
吉之助「借金をすっくらいなら、いっそ家を売って金を作りもはんそ」
派手な親子喧嘩を見かねて隣家の次右衛門と正助が止めに入るが、吉兵衛は借金することを譲らない。
次右衛門「…借金借金っち、どこの物好きがおはんに金をば貸してくるっとか」
吉兵衛「そげなもん、いくらでんあっが!」
虚勢を張る吉兵衛だったが、実のところ借りるあてなどどこにもなかった。
翌日、吉兵衛は吉之助を伴い、赤山に紹介された豪商の板垣与三次を訪ねた。立派な客間に気後れしながらも、吉兵衛は武士の威厳を振り絞って切り出した。
「板垣屋、すでにお聞き及びち思うが、100両ほど借り受けたか」
あまりの大金に板垣も戸惑いを隠せない。吉兵衛の貧しい身なりを見て、本当に金を返してくれるのか心配になる。すると、吉之助が頭を下げた。
吉之助「お願いいたしもす! どうか貸してたもんせ! おいの家は貧乏で、11人の家んもんが食う飯にも事を欠き、病人を医者に診せる金もあいもはん。父とおいとで、お借りしたお金は命に替えてでんお返ししもす!」
板垣は吉之助の正直さに心打たれ、その人柄を信用して100両貸すことを承諾する。
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