大河ドラマ「西郷どん」第6話「謎の漂流者」が2月11日に放送されます。
前回(第5話)のあらすじはこちら。
西郷どん第5話のあらすじ「相撲じゃ!相撲じゃ!」
林真理子の原作小説を基にしたドラマ「西郷どん」の第6話のネタバレ含むあらすじを予想します。
ネタバレ注意!
西郷どん第6話 原作のあらすじとネタバレ
御前相撲で優勝した吉之助だが、斉彬に無礼を働き、西田下会所の牢屋に放り込まれる。切腹を申しつけられても文句を言えない立場に陥っていたが、山田から「殿の特別のお目こぼしにより、そなたに汚名返上の機会を与える」と言われ、吉之助は神妙に話を聞いていた。
山田「当家の座敷牢に1人の罪人を閉じ込めておる。が、その者、何を聞いても何も話さぬ。名も名乗らぬ。琉球からの報せにより、わかっておることは、その者がメリケンの船でこの薩摩に密航してきたということ。…西郷、どのような手を使っても構わぬ。その者が我が国にやってきた狙いを探り、何を企んでおるのか、口を割らせるのじゃ」
牢屋の隅には見慣れぬ服を着た男が、異国の歌をもの悲しく歌っていた。吉之助の問いかけに何も答えようとはしなかった。
吉之助が切腹を申しつけられたと聞いて、糸は大慌てで西田下会所に駆けつけた。番卒と押し問答していると、大山や有馬、俊斉たちがようやく追いついた。糸はふと、後先考えず、必死に走って来た自分自身に驚く。
糸「!?…私、ないごて…」
俊斉「もしかして、自分でもわけがわからんうちに、矢も盾もたまらんで、ここへ?」
大山「そげん吉之助のことを思って…」
糸は吉之助への想いに気付き、恥ずかしさから顔を覆う。大山たちも糸の想い人が吉之助と知って唖然とする。
牢屋では、夜になっても男は何も話さないでいた。吉之助が水を飲もうとすると、男が喉を鳴らした。水を差し出すが、毒が入っていると疑っているのか手を出さない。吉之助が先に飲んで、水を渡すとごくごくと飲んだ。
吉之助「そげん喉が渇いちょったか」
男は思わず頷く。
そこへ賄い役の下男が飯を運んできた。男が恐る恐る握り飯を口にすると、突然下男が男に襲いかかった。吉之助が慌てて下男を投げ飛ばす。
下男「こやつは琉球でわが藩の秘密を見た。殺さねば、藩が取り潰しになりかねん」
そう言うと、短刀を抜く。吉之助はその腕を押さえ、下男を殴り倒す。そして、下男が気を失っている隙に男を担いで西郷家まで逃げ帰った。
朝になり、西郷家の面々が男を遠巻きに見守る。服は見たこともない物を着ているが、顔はどう見ても日本人に見えた。男が目を覚まし異国の言葉で何かを言った。誰もその言葉を理解できなかったが、満佐が優しく話しかける。
満佐「私は満佐と申しもす」
男「マザ…?」
満佐「? そう、満佐。お客さぁはなんちゅうお名前ですか?」
男「ジョン…ジョン・マン」
(続きは近日更新)