真田丸 佐助は実在する忍者?百姓?藤井隆が語る役作りの見どころ

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大河ドラマ『真田丸』で大活躍の佐助。
真田丸の中では、猿飛佐助のようないわゆる忍者ではなく、身軽な隠密として描かれています。

ここでは、佐助を演じる藤井隆さんがインタビューで語った役作りの見どころを紐解いてみたいと思います。

佐助とは?

真田昌幸に才能を見いだされ、真田家の忍びとなる。武田信玄のもとで透破(忍び)の集団を率いた出浦昌相に忍術の鍛錬を受ける。武田家滅亡後、他家の情報をどれだけ早くつかめるかが生き残りのカギとなる中、佐助はその重要な役割を担う。また、真田家の者たちの護衛も務めた。「第一次上田合戦」など、真田の数々の合戦でも活躍。

藤井隆が語る役作りの見どころ

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以前、三谷さんの舞台に出させていただいたとき、本番前の舞台袖で三谷さんから「藤井さんは壁を走れますよね?」と訊かれたことがありました。僕も本番前でしたので、「ええ、走ってきましたね~」と軽く流し気味に返したんですよね。そうしたら今度は「忍者できますよね?」と尋ねられて、それにも軽い感じで「わりと忍者はやってきたほうですね~」と答えたんです(笑)。後日、NHKさんから大河ドラマに忍者役で出演してほしいと依頼された際、あのときの雑談はここにつながったのかと、三谷さんのユーモアセンスにひとり笑ってしまいました。

佐助役と言われ、黒づくめの衣装を身にまとって、忍術を使ったりする役なのかなと想像したりもしましたが、今のところそういう場面は出てきていません。佐助は、ストイックでミステリアスな、いわゆる忍者ではないそうです。黒頭巾姿ではなく、衣装も当時のお百姓さんの姿ですし、画面に映っていないところの生活が感じられるような人物なんです。

三谷さんからは「すごく足が速かったり、存在感を消してささっと移動できたり、身軽に木に登れたりといった才能を持つ人たちが、のちに忍者と呼ばれたのではないか」という説明がありましたし、監督からは「忍者ということを気にせず、台本にしたがって軽やかにやってください」とおっしゃっていただいたので、架空の人物ということをいいほうに解釈し、ある意味自由に演じています。台本を読んで、ふだんは畑を耕したり、ご近所のおばあちゃんの頼まれごともやったりしているのかなぁ、と勝手に想像しています。

実際の撮影では、堺雅人さん演じる信繁に初めて「達者であったか」と言われた瞬間、温かな主従関係を感じました。草刈正雄さん演じる昌幸に「佐助、頼むぞ」と言われたときは、思わず忠誠心をかきたてられました。大河ドラマならではの、説得力のあるセットでの撮影に参加させていただけることもとても光栄です。

僕が演じる佐助を、猿飛佐助のようなかっこいい忍者だとご想像なさっていた方は、「おやっ?」と思われるかもしれません。そこはお許しください!(笑)。

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