大河ドラマ 真田丸 第25話『別離』あらすじとネタバレ

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6月26日放送の真田丸 第25話『別離』あらすじの予想記事です。

ネタバレ注意!

あらすじ

天正19年(1591年)にお捨は『鶴松』に改名した。鶴松は3歳になった年の夏に病を患い、重篤な状態になっていた。

鶴松が茶々とともに暮らしている淀城には、見舞い客がひっきりなしに訪れてくる。馬廻衆の信繁と平野長泰は、見舞い客の選別をするよう任された。このとき長泰が、鶴松様の病は利休殿の祟りではないかと噂する者がいるようだと信繁に語りかけた。

この年の春に、利休は突然の死を遂げていた。信繁は、利休の死の直前を知っている。
信繁は三成や吉継とともに、小田原城の蔵で見つかった鉛の件を問いただすために、利休の茶室を訪ねていた。三成は、北条に売りつけていたとなれば、ゆゆしきこと、と言って利休を睨みつけた。利休は鉛の刻印を指摘されても動じる様子はない。それどころか、殿下がどちらの話を信じるかわからないとまで言い放った。

秀長

利休が秀吉からの信任をそこまで得ているとしたら、それ以上に信頼を寄せている人物はたった一人しかいない。
三成と吉継、信繁とともに秀長のもとを訪ねた。秀長は病に伏していたが、三成の話をじっくりと聞いたうえで、最後のご奉公になりそうだと言って、協力してくれることになった。病の体に鞭を打って、秀長は秀吉がいる淀城へ向かった。

秀長は刻印が入った鉛の塊を秀吉に手渡した。あの男は茶人ではあるが、同時に商人でもあるのです。自分の利益になると見れば、戦をけしかけ、敵方の北条とも物資の取り引きをすることもいとわない。彼の言うことをすべて信じてはなりませぬと言って説得した。秀吉が納得して頷くと、秀長は安堵の表情を浮かべた。信繁は静かに目礼した。

その後まもなくして、秀長はこの世を去った。52歳だった。

大徳寺

三成と吉継は大徳寺を訪れていた。その際、僧侶が見せたいものがあると言って、山門の楼上に案内された。そこには大きな木像が置かれていた。利休をかたどったものだという。僧侶が言うには、利休のおかげで山門の修繕ができたのでありがたく頂戴したのだが、ぞんざいに扱うこともできないので扱いに困っているらしい。

石田屋敷に戻り酒を酌み交わしながら、吉継は三成に問いかけた。利休が強行な態度を続けるなら、策を弄して手荒なことをしても構わないかと言う。三成は承諾した。

吉継と三成は秀吉にあることを直訴した。利休は自身に似せた木像を作り、大徳寺の山門に飾らせた、と訴えたのだ。秀吉は、だからどうした?と聞き返した。すると三成が、山門の真上に飾らせたということは、殿下が山門をくぐるときに利休の足の下を通るようにわざわざその場所を選んで置いたということ、と言った。秀吉は前日に利休を連れて大徳寺を訪れ、鶴松の平穏祈願をしたことを思い返していた。利休は素知らぬ顔をしていたことは間違いない。秀吉の中に利休への不信が膨らんでいった。どうすべきか尋ねた秀吉に、三成は蟄居させるのがよろしいかと進言し、秀吉は三成に任せることにした。

三成と吉継は、信繁も連れて利休の茶室を訪ねた。京を追放し、堺にて蟄居することを命じた。利休は、その前に殿下に会って話がしたいと申し出たが、吉継はそれを退けたうえで、蟄居半月ののちに切腹を申しつける旨を言い渡した。信繁は利休の見張り役を命じられた。

宿命

信繁は、堺に詰めていたある日、利休に茶室に呼ばれた。茶を点てているようすを眺めながら、腑に落ちなかったことを尋ねてみた。
「何ゆえ、あのような像をこしらえたのですか?」
「一言で言えば、宿命や」
そういうと、利休は意味深に笑った。

鶴松の病状が良くないことは、諸大名の耳にも入っていた。昌幸は薫を連れて見舞いに参上した。通された部屋に信繁が現れると、鶴松の病状を尋ねた。鶴松が死ねば、秀吉の筋書きもひっくり返る。おもしろくなってきたと昌幸はほくそ笑んでいる。

信繁や長泰は見舞い客の対応に追われている。そんなときに、偶然居合わせた大蔵卿局が信繁に奇妙なことを言った。鶴松の病が利休の祟りだと噂になっているようだという。
「姫君も心配されていました。利休殿の死に、ご自分もいささか関わっておられましたから」
気になった信繁は詳細を尋ねると、大蔵卿局は記憶を思い出しながら話し始めた。
茶々は利休を父親のように慕っていた。自分で茶を点てるとき、小さな利休の像をそばに置いておきたいと言った。そこで利休は木像を注文したのだという。ところが大きさが間違っており、等身大の大きな木像が納められたのだという。大徳寺に預かってもらえばよいのではないかと茶々が思いついた。
この話を大蔵卿局が話し終えると、信繁の中で腑に落ちなかった利休に関する一件が全部一つにつながったのだった。

鶴松

鶴松の命はもう長くはない。
三成は豊臣一門の5人の若者を呼び集めた。秀次、秀勝、秀保、宇喜多秀家、豊臣秀俊(後の小早川秀秋)。三成は、秀次に豊臣の中心になって支えてほしいと言い、4人の方々には秀次をお助けして豊臣家のために尽力してほしいと申し出た。

その夜、秀次はきりに声をかけ、2人きりになると、側室になってほしいとお願いした。
「この先ずっと私のそばにいてはくれぬか。私は殿下を支え、豊臣家を支え、この国を支える。きりはその私を支えてくれ」
「このような場でお話しすべきことでは…」と言って、きりは返事を保留した。

鶴松の容体が急変し、医者が治療に当っている。
よくないことばかり口にする秀吉にを心配した信繁は、今は良いことだけを考えましょうと言って、鶴松の元服後は藤吉郎と名乗るのかなど明るい未来の話を話題にした。少しずつ表情が和らいでいく秀吉だったが、そこに且元が駆け込んできた。

鶴松は2歳と2ヶ月という短い一生を終えた。

茶々は御簾から廊下に出てきて、信繁の前で呟いた。
「皆、死んでしまう…私の大切な人たち」

寧が近寄って茶々を抱き寄せた。寧の腕の中で、茶々は慟哭した。

(続き:第26話

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