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大河ドラマ 真田丸 第23話『攻略』あらすじとネタバレ

6月12日放送の真田丸 第23話『攻略』の詳細なあらすじです。

ネタバレ注意!

あらすじ

北条攻めの采配は三成に任された。豊臣配下の家臣たちを集め、軍議を開いた。
総大将には近江中納言秀次、その後見に徳川家康を配した。

その上で、軍勢を大きく二手に分ける作戦を考えた。総大将が率いる本陣は、東海道を進み小田原城を目指す。もう一方は上杉景勝と前田利家が率いて、東山道から上野・武蔵を目指し、北条支配下の城をすべて落としていく作戦だ。
真田は、上野の地の利を生かすために上杉軍に加わることになった。

天正18(1590)年4月。秀次率いる18万の大軍が小田原城の周囲をぐるりと取り囲んだ。
秀吉は箱根山にある早雲寺に本陣を構えた。

徳川の陣を訪れていた信繁を家康が見つけ、2人きりにさせた。すると家康は、殿下は自分のことをまだ信じてくれていないから、総大将に据えてはくれなかった、と言いだした。
家康の娘は北条氏直に嫁いでおり、秀吉が信じないのも無理はない。今回の徳川と北条の手切れによって、もうすぐ離縁することになっているから心配はご無用、そう殿下に伝えてくれと家康は言い残した。

秀吉は小田原に出兵している諸大名たちを自陣に呼び集めた。
そして、この戦の相手は北条だけではないと語り始めた。今もなお我らに臣従しようとしない伊達、陸奥や出羽の大名ども。やつらにこの強大な軍勢を見せつけ、ひれ伏せさせるのだと言う。あっさり小田原城を落としてしまっては意味がない、長戦を覚悟せよと命じた。そんな秀吉は余裕綽々の様子で、箱根山まで茶々も呼び寄せている。

秀吉は軍議を終えると、小田原中が見渡せる丘の上に家康を呼んだ。小田原城を見渡しながら、戦が無事に終わったら北条の領地をすべて家康に任せると言い出した。

家康は驚くと同時に喜んだが、すぐに秀吉は一言付け足した。
「関八州を与え、家康殿には江戸に移ってもらう。駿河・三河はもういらんだろ」
ススキ野原の江戸に異動を命じられた家康は、茫然と佇むしかなかった。

小田原城は四方を大軍に囲まれている。氏直は、籠城から討って出て底力を見せるべきだと主張した。しかし氏政は、伊達の援軍が間もなく到着し、そうなれば形勢逆転するだろうと聞く耳を持たない。
氏直は毎日のように軍議を開き、籠城を続けるか討って出るか話し合いを続けているがなかなか結論が出ない。そんな中、氏政は蹴鞠に興じ、薄化粧をするようになっていた。

秀吉は利休を小田原に招いては茶を楽しみ、阿国の一座を呼んで踊りを堪能するなど浮かれている様子だ。茶々は信繁に声を掛けて、利休の陣に案内させると、数ある利休の自慢の品々の中から一本の扇を選んだ。

そのころ上杉の軍勢は、次々と北条の城を落として小田原城を目指していた。上野の松井田城を落としたあと、武蔵の忍城攻めは信幸に指揮を任された。しかし、その忍城に取り掛かって1ヶ月経ってもまだ攻めあぐねている。そんな知らせは小田原の三成のもとにも届いている。
「忍城ひとつにどれだけ手こずっておるのだ!」と三成はやきもきしているが、冷静な吉継は、机上の戦略どおりに攻め落とすのは難しいものだ、と言って三成を諭した。

6月9日。伊達政宗が秀吉のもとを訪れ、純白の死に装束を身に纏って恭順の意を表した。
ついに東北の雄が降服したことで、戦を長引かせる必要がなくなった。

秀吉が小田原城攻めを決意しようとしていた時、吉継が発言の許可を求めた。上杉軍が目指している忍城や鉢形城といった北条の残った城を先に落としてはどうかと言う。
「そうすれば、氏政や氏直は進退窮まって、小田原城も無血開城となりましょう」
この策に家康も同意した。

三成は自陣に引き篭もって、戦が長引いたことによる算段の見直しをしている。
三成は頭が切れ、政の手腕には誰も疑うことがないが、戦の現場の最前線で采配を振るった経験はほとんどなかった。
そんな三成を思った吉継は、石田治部に忍城攻めを任せるのはいかがかと、秀吉に提案した。秀吉はあっさり了承し、すぐに三成は武蔵へ向けて進軍した。

三成が上杉の陣に到着すると、なかなか落城できない不手際を責めた。
忍城は自分が4日で落とすと言い出した。利根川の水を引き入れ、水攻めにするのだと言う。
その上で、上杉と真田には鉢形城と八王子城を落とすよう指示を出した。

伊達政宗が秀吉に屈したという知らせが氏政にも届いた。氏政は顔を強張らせ、降服するぐらいなら腹を切る覚悟だ。江雪斎は、お二人のお命をお守りするためにも、徳川殿に嘆願すると申し出た。江雪斎の必死の説得に、氏直は降服する方向へ気持ちが傾いていった。

氏政も思案を重ねた結果、秀吉への臣従を認めるようになっていた。ただ、降服には一定の条件を設けるという。上杉と同等の扱いで、本領は安堵し、豊臣家の重臣として丁重に扱うように、というハードルの高い条件だ。

秀吉は当然のように、その条件を一蹴した。

6月17日。家康の使者が小田原城内に入って、降服の話し合いが始まった。氏直は受け入れる構えだが、氏政は条件が受け入れられないのなら、討ち死にする覚悟だという。降服の説得を続けるも埒が明かない日々が続き、信繁は吉継と家康に呼び出された。小田原城内に入って、氏政を説き伏せてくるという大役を命じられた。家康と吉継の思いが綴られた書状を持って、信繁は小田原城へと向かった。

その道中、本多正信が待っていた。信繁が向かうことになったのは、江雪斎からの要請があったからだと打ち明けた。驚く信繁を横目に、正信も思いだと告げた。

小田原城では江雪斎が待っていた。沼田裁定での活躍を見込んで信繁を呼んだのだと言う。江雪斎自身が氏政の説得を何度も試みたが、江雪斎の言葉では氏政に届かない。追い詰められたときは、しがらみのない者の言葉に心を動かす、という江雪斎の言葉に、信繁は覚悟を決めた。

城内の家臣の中には、いまだ降服に反対している者も多数いると言う。江雪斎がそう警告した矢先に、北条の家臣数人が襲い掛かってきた。同行していた佐助が敵を撹乱し、その隙に信繁は廊下を進んで行った。すると、何者かに腕を掴まれた。

それは小山田茂誠だった。

(続き:第24話

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