大谷吉継の娘であり、信繁の正室になった春(竹林院)。
真田丸では、登場した当初こそカワイイ天真爛漫な女の子かと思いましたが、そこは三谷幸喜さんの脚本です。障子を指で破ったり、信繁の前妻・梅に嫉妬して、娘に「梅」と名前をつけたりと、ヤンデレのキャラを確立しています。きりとの絶妙なコンビも相まって、視聴者の間では賛否両論の多くの声が散見されます。
そんな春を演じる松岡茉優さんがインタビューで語った役作りのポイントをご紹介します。
春(竹林院)とは
大谷吉継の娘。明るいが、少々嫉妬深い性格。秀吉の仲介で信繁の正室となり、嫡男・大助らを産む。九度山で蟄居生活を送る信繁や舅の昌幸を献身的に支える。
きりとともに「真田紐」を作るなどして内職に励み、家計面でも信繁に尽くした。「大坂の陣」では大坂城落城後、子女を連れて逃げるが、徳川方に見つかり、家康に引き渡される。のちに許され、剃髪して竹林院と称した。
松岡茉優が語る役作りの秘密
台本を頂いたとき、明るく天真爛漫な女性という印象でした。そのつもりで役作りを考えていましたが、収録の1週間前になって三谷さんからご連絡を頂きました。そのメッセージを読んだ途端、役作りのイメージは完全に覆されました(笑)
春は明るいだけの女性ではなかったんです。娘に夫の前妻の名前をつけたり、嫉妬すると障子に穴を開けたりと、独特な感性を持っている女性です。愛に貪欲で、情緒不安定で、計算高い。構ってアピールをすれば、旦那様は抱きしめてくれるので、心の中ではガッツポーズをしているんです(笑)。
私の中で印象深かったのは、第39話「歳月」できりさんから「信繁にとってあなたが一番なんだから」と言われた場面です。本人から言われるよりも納得できて、スッと心が楽になりました。この場面をきっかけにして、春の妻としての意識が変わったと思います。
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春は、賢将として名を馳せた大谷吉継の娘なので、それに相応しい内面も表現したいと思っています。片岡愛之助さんが演じた父上の毅然とした姿、包み込むような優しさを忘れずに演じています。
旦那様から大坂城に入ると告げられた春が、うろたえることなく「覚悟はできています」ときっぱり答えるシーンに、春の本質的な強さと父の血筋を感じました。
今後、「大坂の陣」に向かう夫や息子に、春はどんな言葉を掛けるのか。どんな思いで戦況を見守るのか。予想がつかないだけに、演じる私も楽しみにしています。
ネットの反応
さあ〜春さんのヤンデレぶり発揮
#真田丸— うらこん (@gPz0jEsChx6xiiP) 2016年10月8日
真田丸再放送。春のヤンデレ化が止まらない。きりが引くほどとは… #真田丸
— マキシ (@maxim_534) 2016年10月8日
特に目立ったエピが残っていない真田春にヤンデレ属性を付与する三谷脚本の大胆さよ #真田丸 pic.twitter.com/UMVhGPHVpo
— もょもと (@ddddddddddddd_n) 2016年10月2日
結局、 #真田丸 では、お梅は春の子なのね。あのヤンデレと刑部様の血が伊達さんとこの片倉jrに入るのか。
— ありかY (@yuka_y86) 2016年10月2日
信繁渾身の「それはならぬ!」は完全に梅ちゃんのことがトラウマになってるんだろうなぁ。今回も徳川との戦だもの。そこで再び妻を失うなんて、信繁は絶対に嫌なんだろう。春ちゃん安心しなよ。信繁は春ちゃんのこと大事にしてるって。 #真田丸
— 三日月@真田丸はいいぞ (@mika_haru_5121) 2016年10月16日
「わたしも戦います」という春に色をなして「駄目だ」と言い切る幸村。戦いに参加して亡くなった梅のことが忘れられないんだな、とわざわざ説明せずに視聴者に伝える脚本の素晴らしさよ。 #真田丸
— 太田忠司 (@tadashi_ohta) 2016年10月16日
今回見て、きりちゃんは源次郎のヒロインというかバディなのがよくわかる。じゃあ正室春ちゃんはというと、彼女は源次郎との結婚も九度山行きも(おそらく大坂入城も)、その事自体を彼女自身の意思で決めたわけでは無い人なんだ…。他に選択肢が無かったという意味では、茶々様に似ている。 #真田丸
— 白兎 (@hakutonn) 2016年10月9日
春ちゃんの「結び雁金、めでたけれ♡」で歓声が上がるの、村の人たちにとって春ちゃんって割とアイドルポジションだったのでは感あっていいよね いくつになっても少女のように可愛らしいとなりの奥さん(ヤンデレ要素つき) #真田丸
— リョージィ@虎之助にスモーデを習得させ隊 (@ryozy13) 2016年10月16日
ところで、結び雁金の春ちゃんがめっちゃかわいかった…きゅんきゅんするぞあの感じ。またヤンデレ発動しないでこのまま行ってほしい… #真田丸
— りお (@rio0328) 2016年10月16日
信繁(幸村)の「それはならぬ!」
お梅を失ったことが響いた一言だった。痛かった。
そして妻を大事にしようとする幸村の意志に春ちゃんはまた瞬きせずの心が動いた演出。ヤンデレだろうが守るべきものは守る。
そして視点を変えると、きりちゃんが輝いた瞬間でもあるんだろうね。#真田丸— エルコン@セバスチャンBACH (@hidelcondorpasa) 2016年10月16日
春さんて時々相手のこと凝視するよね。よくよく見てると結構怖い…そしてきり懐かれたwこれも怖いww #真田丸
— たかのぶお (@tknobuon) 2016年10月8日
恐らく春は今まで恵まれすぎてて嫉妬というものを経験した事がないのだろう
まぁ気持ちはわからなくもないが第1話から見てる者からしたら信繁に邪険にされても長年尽くしてるきりの方がよっぽと苦労してるし、あなた正妻なんだからしっかりしろよと思う #真田丸— ホアカバリキルマ (@mazikusowarota) 2016年10月8日
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