オーファンブラック第1話の感想 知英が7役で活躍する日本リメイク版

オーファン・ブラック 感想

12/2(土)に第1話が放送されたドラマ「オーファン・ブラック~七つの遺伝子~」。

主演は韓国女優の知英(ジヨン)。JYの名前で主題歌「MY ID」を歌っています。

アメリカではシーズン5まで放送されて大人気となった同名ドラマの日本リメイク版です。スピーディー&驚きの展開で引き込まれた人も多かったのではないでしょうか。

そんなオーファン・ブラック第1話を視聴しての感想をお届けします。

ネタバレ注意!

オーファン・ブラック 第1話の感想

主人公(沙羅)の置かれた環境がツラい

まず、冒頭で主人公の青山沙羅(知英)の生活の現状が描かれています。

娘の萌絵の風邪に気付かず肺炎にさせてしまい、シングルマザーの青山沙羅(知英)は、自分の養親の冴子(麻生祐未)に萌絵を奪われて会わせてもらえない状況をコンパクトに紹介していました。

引き離された娘の登場や冴子役の麻生祐未の演技に、家族愛の物語が始まるのかなと思わせる演出を感じさせてくれました。

しかし、沙羅の状況はもっと追い詰められていました。職場では同僚と暴力沙汰のトラブルを起こして職を失い、お金にもとても困っています。

自暴自棄になる沙羅を弟の薫(西銘駿)が心配しているところがすこしだけ救われるシーンでした。

事件に遭遇!

そんな状況で、沙羅はぼんやり電車が来るのを待っていると自分とそっくりの女(知英)が、目の前でハンドバックを置いて地下鉄のプラットホームから飛び降り自殺をしてしまいます。

きっとここから何かが始まるのだ! そう思わせる突然の展開に沙羅の行動を私は見つめてしまいました。

駅員が事故の処理に走り回る最中、沙羅は残されたハンドバックを持ち去るのです。
 

バックの中に残された運転免許証から、女が椎名真緒子と云う名前で高級住宅地に住んでいたことが判り、沙羅は鍵を使い女性のマンションに侵入します。

ここでそんなことをしたらすぐに捕まるに決まっているだろうと感じましたが、なにしろ沙羅は椎名真緒子とそっくりなのです。

誰にも怪しまれずに真緒子の部屋へ侵入し、そこで、机の中にあった通帳に750万円が入金されていることを発見したことで、沙羅は椎名真緒子に成りすますことに決めました。

いよいよこの辺りに青山沙羅の本性が出てきた感じがして、「黒革の手帖」で武井咲が銀行の金を盗み取る場面の緊迫感を思い出しました。

警察のコンタクト

ところが、沙羅は真緒子のマンションを出ると現れた男に強引に車に押し込められて連れ去られます。

しばらくして車が着いたところは神奈川県警。
ここで椎名真緒子が刑事で、連れてきた男は相棒の刑事・金城(岡田浩暉)だったことが沙羅にも分かったのです。

そこで、県警幹部から椎名真緒子は拳銃発砲事件の尋問を受けることになっていたのでした。

この展開には全く驚かされました。椎名真緒子が自殺した理由の一部が見えた気がしましたが、まだ何かスッキリしない部分も感じました。

ここはトイレに逃げ込んだ沙羅が洗浄剤を使って警察幹部の目の前で嘔吐し、切り抜けましたが、飛んでもないことになってきたぞと思わせてくれます。

恋人すらも欺く…!

更に椎名真緒子のマンションに戻った沙羅の前には、真緒子の婚約者・岩城槙雄(山崎育三郎)が現れます。いつもと違う様子の真緒子の態度に槙尾は疑問を持ち始めてしまう…

それに感づいた沙羅は岩城槙雄をベットへ誘い、なんとか誤魔化します。その後、銀行に行って通帳の残金を全額引き出し、現金を手に入れることが出来ました。

この辺りにちょっと無理のある展開だなあと感じる部分がありました。
 

いくら婚約者でも怪しまれると、すぐに相手に抱き着いてキスはしないだろうし、その後も椎名真緒子がもし肉食系女子じゃなかったら岩城槙雄は余計に怪しむことになるのではと感じます。

いきなり銀行へ行っての窓口担当者が警戒する中で、相手を脅かして金を引き出したらダメでしょう。ここでも余計に怪しまれるに決まっています。

ちょっと強引に話を進ませている印象がありました。
 

椎名真緒子に成りすます沙羅の計画を聴いて協力をする弟の薫は、地下鉄に飛び込んだ遺体を沙羅のものと確認して死亡届を提出、仲間たちと沙羅の葬式をしています。

ここは、本当は泣ける場面ですが誰一人泣いていません。それに草の生えた荒れ地で葬式に礼装をした養親の冴子と萌絵が駆けつけるシーンはちょっと違和感がありました。
 

しかし、自分の葬式を遠くから見ていた沙羅の車に突然乗り込んできたショートヘアの女(知英)が、現れてすぐ射殺されるシーンにはとても迫力を感じました。

運転席にも銃弾が撃ち込まれて、沙羅が車を猛スピードで走らせて逃げている時に、椎名真緒子の携帯電話に謎の連絡が入ります。

椎名真緒子が発砲した相手が誰だったのか、連絡してきた相手が誰だったのかとても気になる1話のラストシーンでした。

まとめ

第1話を見終わって、全体的にテンポが良くて謎も多めで面白そうという感想を持ちました。

髪型や服装、性格や職業は違っていても主人公沙羅とそっくりな女が自殺したり、殺されたりと次々と現れては消えてゆくところが、スピード感があってドキドキとします。

その上、

「オーファン・ブラック=暴走遺伝子」の真の意味は何だろう…

そう推理させる謎解きの要素もあって強い興味も湧いてきました。
 

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