吹越満が語る小野政直の役作り秘話!小野和泉守は井伊家の嫌われ者?

吹越満

井伊家の筆頭家老として活躍した小野和泉守政直。

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の序盤では「裏切り者キャラ」として描かれています。

演じる俳優は吹越満さん。
吹越満さんの裏がありそうな緊張感あふれる演技に惹きつけられている視聴者も多いかと思います。

小野政直とはどんな人物だったのか振り返るとともに、吹越満さんがインタビューで語った役作りの見どころをご紹介します。

小野政直とは

政次(鶴丸)・玄蕃兄弟の父。

公家とつながりがある名門の出といわれており、有能さを買われて井伊家に仕える。

井伊直満が謀反を画策していると今川に讒言するなど、今川家との関係を重視する政策をとり、井伊家中の反発を一身に受けるようになる。

父親を蔑む嫡男の政次に、いずれ自分と同じ道をたどると予言する。

吹越満のプロフィール

吹越満

吹越満(ふきこし みつる)

生年月日:1965年2月17日(51歳)
出身地:青森県
身長:168cm

1984年 劇団WAHAHA本舗に参加。
ソロでも活躍し、下ネタを織り交ぜたコントや一人芝居を演じる。
また、ビートたけしのものまねで「ボキャブラ天国」に出演。

1994年 女優の広田レオナと結婚し、1児をもうける。
1999年 WAHAHA本舗を退団。
2005年 離婚。
2012年 広田レオナと復縁し、再婚を発表。

舞台や映画、ドラマに出演すると同時に、ナレーターとしても活躍している。

NHKでは、朝ドラ「どんど晴れ」「あまちゃん」
大河ドラマは「北条時宗」「軍師官兵衛」に出演。

吹越満が語る小野政直の役作り

小野政直は井伊家の重臣ながら今川に通じており、何か裏がありそうなミステリアスな役ですね。

息子である鶴丸も父親の行動を怪しんでおり、
鶴丸に素直な言葉を掛けることもできない複雑な役どころです。

吹越満さん自身も

僕はこういう役がよく似合うんですよね

とおっしゃっています。

台本のト書きには
「穏やかさと下卑た風情が混然一体となったほほえみ」
という表現があったようです。

これを読んだ吹越満さんは、

脚本の森下佳子さんの中にハッキリとした政直像があると読み取り、その人物像を作り上げていこうと思った

と語っています。

小野政直の独特な人物像は衣装にも表れているようで、井伊家の人たちとは全然違っていて、どこか今川の家臣風。

そこで、井伊家の中で演じるときには、1人だけ違和感が漂うように演じているとのこと。
所作や姿勢も工夫して違和感を演じているそうです。

たしかに、小野政直は思案するときに後ろで手を組んで考えてますよね。時代劇でこんなポーズは見たことありません。

当時の武士はこんなポーズはやらないのでしょうが、演出や所作の先生と相談しながら、役作りとして取り入れているのだとか。

吹越満さんが考える小野政直の人物像は、

自分が正しいと思ってきたことが実は間違っているかもしれないと気付いても、謝ったり後戻りしたりできず、意地を張り続ける男

だと語っています。

また、同時に

僕にもそういう天邪鬼なところがあるので、彼の気持ちはわかる気がする

とも打ち明けています。

キャラ設定と俳優のキャスティングが絶妙ですね!

井伊家と今川家の間に立つ、ドラマ前半のキーパーソンである小野政直。

「複雑な人物で難しいが、その分やりがいを感じている」
と語る吹越満さんの名演技に注目してドラマを楽しんでみましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました