2018年7月スタートのTBSドラマ「この世界の片隅に」。
第3話(2018年7月29日(日)放送分)を視聴した読者さんが書いてくださった感想をお届けしています。
「この世界の片隅に」第3話 あらすじ
昭和19年6月のある深夜。呉に初めて空襲警報が鳴った。
北條家では すず(松本穂香)・ 周作(松坂桃李)夫婦はじめ家族全員が恐怖とともに飛び起きた。
呉の街も徐々に戦争の色が濃くなり、北條家・刈谷家と合同で防空壕を掘ることに。
そんな状況ではあるが、すずは今さら周作がかっこよくて仕方がない。
結婚して3ヶ月。
ことあるごとに周作に見とれてはデレデレしてしまう。義姉・ 径子(尾野真千子)や 刈谷幸子(伊藤紗莉)にはそれが心地よいものではなく、キツめに当たってしまう。
そしてすずは周作に別の結婚話があったことを知らされる。
デレデレに加えてモヤモヤを抱えたすずは、径子の娘・ 晴美(稲垣来泉)と蟻を観察しているうちに誤って砂糖を水がめの中に落としてしまう。
砂糖は8月から配給停止になる高級品。
しかもその一部始終を義母の サン(伊藤蘭)に見られていた。心の底からどんよりするすずに、サンはヤミ市で砂糖を買ってくるよう自分のへそくりを渡す。
ヤミ市で砂糖を買ったすずはその値段に驚き、改めて後悔する。
そして家に向かって歩いているつもりが、いつの間にか見知らぬ場所に迷い込んでいた。
帰り道を通りすがりの人たちに聞くが、誰もが知らんという。
途方にくれたすずは リン(二階堂ふみ)という女性に声をかけられる。
引用:ドラマ公式サイト
「この世界の片隅に」第3話 感想
当サイト読者の方から寄せられた、
「この世界の片隅に」第3話の感想をご紹介します。
昭和19年の深夜に呉に初めての空襲警報が鳴るシーンがありましたが、北條家の中でも怖がる女性たちと冷静な男性たちの姿がリアルに描かれていて、当時の雰囲気が少し分かった気がしました。
また、アイスクリームを食べたことのない すずのために、 周作がわざわざ注文してくれたシーンも心に響きました。現代では考えられないようなシーンですが、たった一皿のアイスクリームを挟んで、すずが至福の喜びを表して、それを見た周作もまた幸福な気持ちになるというシーンで、物がない貧しい時代にはこんなことで幸福感に浸れるんだと思うと、ある意味羨ましい時代だなぁと印象に残りました。
私は原作のアニメを知らないので、周作が他の女性と以前にどういう恋愛事情があったのかは知りませんが、この微笑ましいすずと周作の姿があれば、今後も安心して2人を見守れそうです。
匿名さん 30代女性
冒頭のシーンで空襲警報が鳴る描写があり、いよいよ呉の街にも戦争の足跡が迫ってきているようで切なくなりました。
これから先もっと苛烈な空襲を受けるであろう広島の運命を思うと、先を見るのが怖いような気もします。
第3話ではリンとすずが初めて出会い、さらに周作とリンにもどうやらエピソードがあるようなので、どのような展開になっていくのか楽しみです。
すずと周作が街のレストランへ繰り出し、アイスクリームを分け合って食べている姿が微笑ましく、キャラメルにしてもアイスクリームにしてもまだギリギリものがあった時代の描写が興味深かったです。
闇市にも活気があって戦争の現実感が本土に暮らす人々にはまだ薄く、人々の生活に余裕があって束の間のほのぼのとしたシーンが見られてほっこりとしました。
匿名さん 30代男性
晴美と楽しそうに話をしたり、周作とののろけ話に呆れられるすずの様子を描きながら、その一方で周作が食堂でぶつかった兵士と喧嘩になったり、海の景色を描いていたすずが憲兵に捕まるなど、「平和な日常」と「戦争の真っただ中」であることをうまく対比したシーンが多く、印象に残りました。
また、ストーリーが進むにつれて、径子のすずに対する態度が「呆れながらも受け入れている」ような感じがして、径子が根っからすずを嫌っているわけではないことが伝わってきました。
冒頭の晴美と一緒にアリの行列を辿っていくシーンは、すずと晴美が本当の姉妹みたいで、見ていて微笑ましかったです。
そして、すずとリン、周作と哲が出会うシーンは、お互いの立場を知った彼らが何を思うのか気になる展開でした。
匿名さん 40代男性
呉に空襲警報が鳴った場面を観て、戦争というあの痛ましいシーンをこれから観ることになるんだなぁと思いました。
呉湾の絵を書いていただけなのに、憲兵にすごい勢いで責められる場面は心が痛みました。自由に絵を書くことも許されない時代なのかと重い気持ちになりました。
そんな深刻な場面とは裏腹に、すずと周作の熱々っぷりに心が癒やされます。すずが周作に見とれ、デレデレとする場面などは観てるこちらも照れてきました。
1話から観ているからわかるせいで、周作と水原さんが出会ってしまったなぁと思ったり、すずとリンがやっと会えたけれど、リンは周作の婚約相手だった人なのではないだろうかと思ってしまったり、色々と想像する場面が多い回でした。
今回は現代に戻らることがなかったので、以降どのように現代と話が交差するのかとても楽しみです。
匿名さん 40代女性
すずのぼんやりとしたところやおっちょこちょいなところ、そして真面目で優しいところが詰め込まれた一話でした。
天然で察しが悪いように見えるすずですが、実際にはとても他人の心の機微に聡いところがあり、自分が嫁に娶られたのは夫に過去に家族に反対されるような恋人がおり、その代わりに探してこられた女だということを察してしまい、気に病んでしまっているところは本当に可哀想で見ていて辛くなりました。
また、周作の相手と目される遊女・リンが優しく美しく良い女性だったため、余計に彼女たちの過去が気になってくる演出でした。
原作ではすずとしか関わりが無かった水原も、周作とのエピソードが加わったことで、より一層今後の夫婦への関わり方への期待が高まります。
最後はすずが憲兵に逮捕されそうになるという衝撃的な展開で、目がはなせないストーリーでした。
匿名さん 30代女性
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まとめ
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