2019年7月期のフジテレビ月9ドラマ「監察医 朝顔」。
タイトルだけ聞くと「トレース 科捜研の男」などの従来のドラマが頭に浮かびますが、単なる事件モノには収まらない、奥行きのあるストーリーなんです。
初回の視聴率は13.7%と好発進、ヒロイン・朝顔の過去にも注目が集まっています!
そんな第1話(2019年7月8日放送分)を見た視聴者の感想をお届けします。
また、ネタバレを含むあらすじや、次回の見どころも紹介していきますよ。
「監察医 朝顔」第1話 あらすじ
万木朝顔(上野樹里)は、神奈川県にある興雲大学の法医学教室に勤める新米法医学者。
新米とはいえ、周囲から一目置かれるほどに優れた技量と豊富な知識を併せ持つ朝顔は、実直な人柄で、自分よりもつい相手のことが気になってしまうような愛情深く心優しい女性だ。
そんな朝顔は、捜査畑ひと筋の刑事でもある父・ 平(時任三郎)とふたりで、寄り添うように暮らしている。
他愛もない会話と穏やかな笑顔。
2011年3月11日から変わらない娘と父の日常。
そこに母の 里子(石田ひかり)の姿はない。
あの日、里子は、父親の 嶋田浩之(柄本明)に会うために、生まれ育った東北のとある海沿いの町に帰省していた。
朝顔が興雲大学の法医学教室に出勤すると、検査技師の 高橋涼介(中尾明慶)、法歯学者の 藤堂絵美(平岩紙)、絵美の夫でベテラン法医学者の 藤堂雅史(板尾創路)がすでに来ていた。野毛山署の強行犯係に異動してくる刑事がハリウッド・スターに似ているらしい、と噂話で盛り上がる高橋と絵美。
絵美は、朝顔の恋人で、野毛山署強行犯係の新米刑事・桑原真也(風間俊介)に確かめてほしい、とまで言い出す。
同じころ、野毛山署強行犯係でも、係長の 山倉伸彦(戸次重幸)、刑事の 森本琢磨(森本慎太郎)、新米刑事の 愛川江梨花(坂ノ上茜)らがどんな刑事が来るのか興味津々で待っていた。
すると、そこにやってきたのは平だった。
そんな折、野毛山署管内の倉庫で女性が死んでいるとの無線が入る。すかさず現場に向かう平。
山倉は、桑原にも同行を命じた。
検視官の 伊東純(三宅弘城)は、到着した平たちに、頭部に外傷があるものの詳しいことは解剖をしてみないとわからないと伝え、興雲大学の法医学教室へ連絡する。
連絡を受けた朝顔と絵美は、藤堂が別の解剖に入ったこともあって一度は断ろうとした。
そこに、ちょうど旅行から戻ってきた主任教授の夏目茶子(山口智子)は、朝顔に解剖をするよう指示する。
ほどなく、平と桑原が、遺体とともに法医学教室へとやってきた。そこで初めて、平が野毛山署に異動したことを知って驚く朝顔。
そしてそれ以上に驚いていたのは、平が恋人の父親だと知った桑原だった。
「教えてください。お願いします」。朝顔は、遺体の胸に手を当てて小さくつぶやくと、茶子の指導の下、遺体の解剖を行った。
そこで分かったのは、女性が溺死した可能性がある、ということだった。
倉庫で溺死という不可解な話に困惑する一同。
平は、桑原とともに現場に戻り、周囲の捜査を進めるが……。
引用:ドラマ公式サイト
「監察医 朝顔」第1話 感想とネタバレ
当サイト読者の方から寄せられた、「監察医 朝顔」第1話の感想をご紹介します。
「監察医朝顔」は原作と大分違う?!
ドラマと原作のキャラの雰囲気が違うと言う人がいるけど、原作とドラマは割り切って考えた方が楽しめると思う。それぞれに面白い
原作でも阪神淡路大震災についても
扱った話だったのか…
別のストーリーだと思って観るwww
昨夜から始まったドラマの
監察医 朝顔
だけど……
ずいぶん前に原作買って全く読んでなかったんだよね……でも上野樹里の見た目は原作と違うよね……
もっと髪の長い女優で選べんかったのか……#監察医朝顔 pic.twitter.com/yvqiYvM90S
— 電書鳩 (@densyobato) 2019年7月8日
ドラマは原作のマンガ、香川まさひと案・木村直巳作画のものとはだいぶイメージが違うと評判ですね。
確かに、原作の朝顔はすでにベテラン感のあるロングヘアの法医学者、父・平も原作では名前が違うだけでなく、背の低いコミカル要素のあるキャラクターです。
上野樹里・時任三郎とは大分違うんですね。
また月9らしく、イケメン枠があるなど、周囲のキャラクターもだいぶ違いますが、このあたりは法医学教室のチームワークが感じられるドラマの方が、個人的には好きですね。
ちなみにコミカル要素は、彼氏役・風間俊介や、同僚役・中尾明慶の担当になるのでしょうか(苦笑)。
ヒロイン・朝顔は父が刑事、彼氏も刑事
おおう…これは…すげえの始まったな…
初回でこの深み…
上野樹里ちゃんさすが。
監察医スイッチの入った朝顔、恋人の前での朝顔、家族の前での朝顔。昔を思い出す朝顔。全部違うし全部リアル。
親父と二人だけの時とか本当にこの年頃の子の家覗いたみたい…
全然違うのだ
トレースは警察職員、監察医はお医者さんなのだ!
上野樹里ちゃんはいつ見てもかわいい、、ラストフレンズはカッコよかった✨
初回観たんだけど時任さん格好良かったんですけど😆👍❤️
朝顔のキャラクターは、あまりエキセントリックさやガツガツした感じのない、いわば「普通の努力家」というようなイメージに思えました。
上野樹里の月9といえば「のだめカンタービレ」が懐かしく思い出されるのですが、「のだめ」のようなコミカルな感じは朝顔にはないですね。
その分、過去のトラウマを克服しきれていない、人間味あふれる大人らしい演技が光っている感じです。
しかし、父親が刑事で彼氏もなんて、すごく濃い設定ですよね!
「桑原真也刑事が交番勤務時代からの交際」という設定なので、ファザコンで父の影に引かれて彼も…というわけでもないんです。
真也は平に対し、身長差でもコンプレックスを抱えてしまった様子です。
ドラマで2人の馴れ初めが語られ、父・平にも交際がバレてしまう瞬間が楽しみです!
身元も死因もわからない御遺体を調べる朝顔
ごめんなさいって言いたくても、もう出来ないんだもん・・( ノД`)…
上野樹里さんの演技が繊細で胸が苦しくなるなあ、、、、
朝顔はまだ新米ながら、御遺体に直接メスを入れる役割を任されるくらい、腕を信頼されている設定です。
仕事に入る前に、朝顔は「教えてください、お願いします」と御遺体に話しかけるんですね。
事件を解決したいという意気込みよりも、まるで患者を扱うような心の細やかさが感じられて、グロテスクなイメージを払拭してくれるな、と思いました。
「科捜研の女」や「アンナチュラル」のように、朝顔もかなり1事件に集中して解決に力をつくす流れです。
でも、第1話ではあくまで法医学者の卵として、また被害者家族の立場に共感して行動している感じで、刑事の領分にツッコんでいる感じではないですね。
その分、平と真也のデコボコバディが同時進行で捜査に邁進していました。
第1話で被害者の娘・早紀役で出演していたのは、朝ドラ「なつぞら」でも活躍した子役・粟野咲莉ちゃんでしたが、ヒロイン・朝顔に見せる泣きの演技が良かったです!
東日本大震災のトラウマ
あの震災の事を少しずつ忘れてた。
忘れちゃいけないって思ってても段々と薄れていく。
ダメだなぁ。
原作とか何も情報なく見たんだがしんどかった。
私でもあのサイレンの音聞くと苦しくなる。
震災の時は関東にいたのに、ドラマの地震のシーンで色々思い出して怖くなった。でも忘れちゃいけない。
事件の真相が明らかになり、朝顔が急に旅支度になったと思ったら…東日本大震災のことが直接描かれたのには、驚きました。
改めて“8年が経過”ということが語られたのですが、万木親子にとって東日本大震災は全然“終わったこと”ではないんだなぁと、胸を突かれたような気持ちがしました。
「あの日」を思い出して1歩も動けなくなった時の、朝顔の表情にすごく感動してしまいました。
東京では、あんなに頼れる穏やかで大人びた雰囲気だったのに、まるで小さな子供のような雰囲気で、さすが上野樹里!と思いました。
「監察医 朝顔」次回(第2話)の見どころ
第2話では「真夏の凍死体」がテーマなうえに、新キャラの学生・安岡光子(志田未来)が登場します。
ますます不思議な個性があふれる法医学教室にも、期待が高まります!
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「監察医 朝顔」放送後の感想を、こちらの記事で紹介しています。
- 「監察医 朝顔」第1話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第2話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第3話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第4話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第5話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第6話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第7話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第8話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第9話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第10話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」最終回の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」特別編の感想&ネタバレ
まとめ
単なる刑事ドラマ・お仕事ドラマなどの枠に収まらない、奥深いドラマ「監察医 朝顔」。
ネットでも東日本大震災を扱うことについては厳しい意見もありましたが…。
トラウマを熱演している上野樹里の演技を見てしまうと、朝顔が少しでも立ち直った姿を見たくって、ストーリーを追いかけてしまいますよね。
もちろん、毎回の難事件も楽しみです。
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