2019年7月期のフジテレビ月9ドラマ「監察医 朝顔」。
法廷に母の手袋発見に…と騒がしかった前回と変わって、今回は穏やかな雰囲気を感じるストーリーでした。
しかし、母のトラウマもあって、『不詳の死』を選ばなくてはならなかった監察医としての朝顔(上野樹里)は、つらい立場でしたね。
そんな第8話(2019年9月2日放送分)を見た視聴者の感想をお届けします。
また、ネタバレを含むあらすじや、次回の見どころも紹介していきますよ。
「監察医 朝顔」第8話 あらすじ
朝顔(上野樹里)は、東北から戻って以来、働き詰めの日々を送っている父・平(時任三郎)を心配していた。
桑原(風間俊介)によれば、野毛山署強行犯係の他の署員の捜査も手伝っているのだという。
朝顔が興雲大学法医学教室に出勤すると、藤堂(板尾創路)が、高橋(中尾明慶)や熊田(田川隼嗣)に息子の夏休みの宿題を手伝わせていた。
それを知った絵美(平岩紙)は、息子に甘い藤堂を叱りつけ、「全部自分でやらせるの!」と言い放つ。
するとそこに、解剖の依頼が入る。茶子(山口智子)は、朝顔と光子(志田未来)に執刀を指示した。
遺体は23歳の主婦・山本莉奈(小林由依)。
自宅で倒れているところを夫の達哉(渡辺翔太)が発見したもので、その時にはすでに死んでいたという。
朝顔たちは丹念に遺体を調べ、死因を特定しようとした。
だが、脳底部の内頸動脈が細くなっていたものの、外傷や病変は発見できなかった。
莉奈は、亡くなる前に貧血とめまいで倒れ、入院していた。
病院側は、続けて検査入院をするよう勧めたが、3歳の娘がいることや、入院費が払えないことを理由に通院を希望したらしい。
一方、桑原は、神奈川県警への初出勤の日を迎える。
そこで桑原が出会ったのは、かつて平とコンビを組んでいた捜査一課の刑事・神崎譲治(市川右團次)だった。
そんな折、法医学教師にやってきた達哉は、莉奈は医療ミスで死んだ、と言い出し……。
引用:ドラマ公式サイト
「監察医 朝顔」第8話 感想とネタバレ
当サイト読者の方から寄せられた、「監察医 朝顔」第8話の感想をご紹介します。
穏やかながら、変わっていく万木家
胸熱くそして驚き動揺しつつ…
朝顔の家族がどんどん家族らしくなり、その日々の暮らしを観せてもらってる気持ちになり…
そうしたら、あと数話で別れがくることが、
さびしくて。さびしくて。さびしくて。
震災の被害者・里子への気持ちの変化が繊細に語られているのも、第8話の特徴でした。
平(時任三郎)は妻の手がかりが見つかったものの、かえって東北・仙の浦に足を運ぶことをためらうようになり、仕事に没頭します。
孫・つぐみの可愛さに触れながらも、自分が妻探しをすることはあきらめないという平。
対照的に朝顔の方は、つらい気持ちは同じながら、むしろ祖父につぐみを合わせてあげることができない自分を残念がっている風でした。
父をいたわりながらも、前を向いている様子が伺え、励ましたくなりました!
何で前から見なかったんだろう。
震災からの喪失感
日常の幸せと不条理
圧倒的に引き込まれた。
演者の演技も凄まじい。
上野樹里、時任三郎、山口智子。
久々にドラマを見た後に深く息を吸わなきゃ浮上できない感覚になった。
桑原真也が万木平に「お疲れ様です」とRegainを手渡すシーンでクスっとしてしまって、そうそう、出演者に対する小ネタ、こういうさりげなさがいいよね~、とほっこりさせておいてのラストな。
その為のあの夕食会での団らんがあったのか…。
夕食会の日の、平と夏目茶子(山口智子)の語りのシーンも、趣があって良かったです。
茶子先生は東日本大震災の現場で万木親子と知り合っているので、事情に通じていて話しやすいんですね。
悩みを打ち明ける平に茶子先生がかけた言葉、いつもの温かい「そうですか」というあいづちが、味わい深かったです。
ひょっとしてやりたいことについて「私も未だに探していますよ」というセリフは、山口智子本人の本音かもしれないですね。
朝ドラ女優、トレンディドラマの主役など女優の第1線から、急に主婦業や踊りに目覚めたりしている山口智子にピッタリのセリフでした。
『不詳の死』の結論
つぐみちゃんのあどけない可愛さに和んだー❣️
23歳の主婦・山本莉奈の死因を特定できなかった朝顔。
『不詳の死』に丸をつける時、夫の山本達哉(渡辺翔太:Snow Man/ジャニーズJr.)に結果を伝える時の、朝顔の表情は苦渋がにじみ出ていました。
突然死の原因とは断定できないうえに、娘に遺伝で同様の症状がみられるかもしれないと告知した朝顔は、辛かっただろうと思います。
法医学教室の仲間たちが総出でバックアップしてくれる雰囲気が、せめてもの救いですね。
もやもや病はバイパス手術をしても
治りはしないよ
脳血管が詰まらないように対策する為の手術だよ
風邪やインフルエンザみたいに
治りますってさらっと言っていいもんじゃないよ
誰だ、あのセリフ作ったの
治るなら難病じゃないよ
だから、今回もやもや病を知って遺伝があるかもしれないってことを知れたのは少しでも娘と長く一緒に過ごすことに繋がったかもしれないよね
もやもや病 (ウィリス動脈輪閉塞症)と紹介された病気は、本当にあるんですね。
小児の脳卒中の原因としては代表的だとのこと、日本人には多い症状で…とはいっても、患者数は人口10万人あたり6~10人程度だそうです。
内頚動脈という脳と体をつなぐ血管が細いため、毛細血管が異常に発達して、めまいなどの体調不良を引き起こすとのこと。
でも、普通の人だと「貧血かな」で済ませてしまいそうな症状ですよね。
「監察医 朝顔」次回(第9話)の見どころ
次回はその夕食会の風景が一転、朝顔の幼なじみ一家に事件が起き、動揺した朝顔は解剖担当を外されてしまうことになります。
つぐみのイタズラ、「手の甲の星マーク」は、8話では遺伝を思い起こさせるきっかけになりましたが、9話への伏線としては、知人の不幸を表現することにつながったのですね。
果たして、友人“さぶちゃん”は真犯人なのでしょうか?
普段物静かな設定の朝顔ですが、「朝顔最大の試練」が描かれる次回は大いに感情を揺さぶられる様子、応援したい気持ちでいっぱいです!
これまでの視聴者の感想
当サイト読者の方から寄せられた「監察医 朝顔」放送後の感想を、こちらの記事で紹介しています。
- 「監察医 朝顔」第1話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第2話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第3話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第4話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第5話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第6話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第7話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第8話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第9話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」第10話の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」最終回の感想&ネタバレ
- 「監察医 朝顔」特別編の感想&ネタバレ
まとめ
穏やかな回ながら、仕事に家族に辛い要素を抱えている朝顔の等身大の姿が共感を呼ぶ、第8話でした。
夫の真也も、自分の異動で気ぜわしないにも関わらず、朝顔をうまくフォローしている様子で、温かい家族関係が素敵でした。
古い万木家に大人数の食事会、スイカに花火と、日本の夏の原風景という感じでしたね。
上野樹里の演技が素晴らしい。。
子供との掛け合いが自然すぎて…👏
ファッションも密かな楽しみ♡
でも今日のラストで手の星マーク見た時ゾワっとしたーーー
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