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世界一受けたい授業で乳がん検定!予防法や発症率を下げる食べ物とは?

問診

2月18日放送の「世界一受けたい授業」で乳がんについて扱われます。

乳がんは、早期に発見すれば完治する可能性が高いといわれています。
日頃からのセルフチェックに加え、定期的に検査を受けることで、早期に発見する可能性は非常に高いです。

世界一受けたい授業の中で取り上げられる「乳がん」とはどんな病気なのか、検証してみます。
また、乳がんを発見するための検査「マンモグラフィー」に関する知識や、乳がんの予防に効果的な食べ物について確認していきましょう。

明石定子の経歴

出典:http://www.joystyle.net

乳がんについて教えてくれるのは、明石定子先生。
乳がん手術のスペシャリストで「神の手」とも呼ばれています。

そんな明石定子先生の経歴がこちら。

1965年生まれ。
東京大学医学部医学科卒業後、同大学医学部附属病院第三外科に入局。
1992年より国立がん研究センター中央病院外科レジデントとしてオペの経験を積み、同乳腺外科がん専門修練医、医員、
2010年には乳腺科・腫瘍内科外来病棟院長を務める。
2011年より昭和大学病院乳腺外科准教授。
女性外科医をサポートする日本女性外科医会の役員も務める。

日本外科学会指導医・専門医
日本乳がん学会乳腺専門医・指導医・評議員
検診マンモグラフィ読影認定医師
日本がん治療認定医機構暫定教育医

乳がんとは

日本人の死因第1位は「がん」です。
がんで死亡した人数は、約37万人もいます。

2013年に乳がんで死亡した人数は、約1万3000人。
女性では、がん死亡のうち9%を占めています。

2015年以降で、新たに乳がんを罹った女性の数は、約6万人と推計されています。
女性では、がん罹患のうち約20%を占めています。

乳がんにかかる人が非常に多いことがわかりますね。
がんと聞くと、怖いイメージを持たれる方が多いと思いますが、けっして不治の病ではありません。
何より、早いタイミングで発見することが重要です。

マンモグラフィー

乳がん検査の中でも、実施されることが多くなってきた「マンモグラフィー」をご紹介します。

マンモグラフィーとは、乳房専用のX線撮影のことです。

マンモグラフィーの特徴

マンモグラフィーは、しこりになる前の小さな腫瘍や石灰化を発見しやすいという特徴があります。

ただし、体質によってはマンモグラフィーでは発見しにくい場合もあるので、触診や超音波検査と併用するケースもあります。
事前に、問診などでお医者さんに相談しましょう。

また、以下にあてはまる人は、マンモグラフィー検査が可能かどうか、事前にお医者さんに相談しましょう。

マンモグラフィーを体験した人の感想

「マンモグラフィーは痛い!」
という噂を聞いたことがある人は多いかと思います。

実際、マンモグラフィーでは、乳房をできるだけ薄くのばして撮影するので、個人差はありますが痛みをともなう場合もあります。
とはいえ、我慢できる程度であることが一般的です。
乳房が張りやすい期間を避けて検査するといいでしょう。

マンモグラフィー検査について説明している動画をご紹介します。

デンスブレストとは

デンスブレスト」とは、脂肪量が少なく乳腺が発達している乳房のこと。

マンモグラフィーでは、乳腺組織が多くある「乳腺濃度」の高い乳房の人だと、画像が全体的に真っ白に写ってしまいます。

正常な乳腺と病変のコントラストが似ていて、判別が難しく見つけにくいのです。

日本人女性はデンスブレストの割合が多く、70~80%ともいわれています。

マンモグラフィー検査をした際、デンスブレストだとわかったら、以後の検診では超音波検査をメインに行うといいでしょう。

乳がんの発症率を下げるには

肥満は、乳がん発症リスクを高めます。

BMIが高いと、乳がんの発症が増えるという調査結果が多く報告されています。

BMIとは、体格指数。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

日本では、BMIが25以上で肥満と判定される。

ダイエットは乳がん予防にも有効ということですね。

乳がんの発症率を下げる食べ物

大豆

大豆は、豆腐や納豆、みそ汁などに多く含まれます。
これらの食品を多く食べると、乳がんの発症が減ることが検証されています。

また、日本人女性を対象にした研究で、毎日みそ汁を「3杯以上」取る人は「1杯以下」しか取らない人に比べ、乳がんの発症リスクが約4割低くなることが分かりました。

ブロッコリー

がんをはじめ多くの病気は、免疫力が低下するとかかりやすいといわれます。

最近の研究で、高い免疫活性効果を持つ物質が発見されました。
その物質とは「ブロリコ」。

ブロッコリーから抽出したこの成分は、免疫活性効果は驚くほど高いといわれています。
メカブフコイダンの約60倍、プロポリスにおいては1000倍以上の活性効果を示しています。

マグロ、サンマ、サバ、イワシなどの魚に含まれる「n-3脂肪酸」の摂取量が増えると、乳がんの発症が減ることが中国の浙江大学の研究で明らかになりました。

日本で行われた大規模研究「JACC研究」でも同様な結果が出ています。
研究チームは、全国の40~79歳の男女約12万人を対象に、魚の摂取と乳がんに関して調査しました。
その結果、魚からn-3脂肪酸を多く摂っていた女性では、乳がんの発症率が半分に低下していました。

典型的な和食は乳がん予防に効果的ということですね。
日本人女性の間で乳がん発症率が急速に高くなっているのは、食生活の西洋化が影響していると考えられています。

まとめ

乳がんに罹る女性は多い。

乳がんは、セルフチェックや定期的な検診で早期に発見することができる。

乳がんは、早期発見できれば完治する可能性が高い。

触診、マンモグラフィー、超音波検査を併用することで乳がんを発見する確率を上げられる。

ダイエットは乳がんだけでなく、多くの病気の対策になる。

大豆や魚の脂肪も乳がん予防に効果的。

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