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西郷どん第1話のあらすじ「薩摩のやっせんぼ」斉彬との出会い【ネタバレ】

西郷どん あらすじとネタバレ

2018年の大河ドラマ「西郷どん」が1月7日から放送されます。

幕末の英雄・西郷隆盛が少年時代に過ごした薩摩の地でどんなエピソードがあったのか第1話から楽しみですね。

林真理子の原作小説を基にしたドラマ「西郷どん」の第1話のネタバレ含むあらすじを予想します。

西郷どん第1話 原作のあらすじとネタバレ 

島津斉彬との出会い

林真理子の原作小説では、京都市長に就任した息子の西郷菊次郎が助役の川村にせがまれて父・西郷隆盛の思い出話を語り始めるところから始まります。

菊次郎が語る話は、小吉(後の西郷隆盛)が生まれ育った薩摩藩の下級武士が暮らす下鍛治屋町のありさまからスタートします。

母・満佐が産んだ7人の子供の長男として小吉は弟・妹の面倒見ながら郷(町内)の私塾で学問と剣術を習っています。

ここには同じ郷(町内)に住む親友の正助(大久保利通)も机を並べています。

そんなある日、薩摩の英雄・島津歳久公の命日に心岳寺参りに向かう彼ら塾生たちは、現藩主島津斉興なりおきの嫡男・斉彬なりあきらに偶然にも出会い「(お参り)頼もしく思うぞ」と声を掛けられ斉彬様に心酔してしまうのです。

小吉はそれから斉彬様との出会いを夢み心地に思い出す日々が続きます。そして、このことは菊次郎も語るとおり、西郷隆盛の一生を左右する大きな出来事だったのです。

薩摩藩と西郷家の状況

 西郷隆盛の幼少時代、薩摩は火山灰が降り積もった土壌で米が採れる土地が少なく貧乏な藩でした。

天保9年(1838年)に老中となった調所広郷ずしょ ひろさとが財政改革(借金の踏み倒し)や砂糖の専売制、清国との密貿易を始めて10年程で藩の財政を立て直します。

しかし、あまりの急激な変革によってサトウキビの産地の島部の農民の中には奴隷のように身売りする者まで出ていたのです。

なぜそうなったのか?理由は江戸にいる島津斉彬の“蘭癖“に原因があると薩摩では言われていました。

せっかく調所が立て直した薩摩藩の財政も、斉彬が高価な洋書を買い集め、薩摩の地にガラス工場や大砲を作る反射炉を設置したため、金が湯水のように使われ散財されていたのです。

ところが、藩の財政など知らない薩摩の少年たちには外国の文化を幕府に先駆けて受け入れ、薩摩の富国強兵を推し進めようとする斉彬の考えに強い人気があり、夢を与えてくれるお殿様だったのです。

しかし斉彬に希望を託した少年たちが大人になった時、薩摩に大久保利通、大山巌、西郷従動など、そして誰よりも西郷隆盛、下鍛治屋町から偉人が次々と誕生してゆくのです。

そんな中、小吉の祖父・西郷隆充も父・西郷吉兵衛も藩士として隠居するまでご奉公し、倹約に務めますが暮らし向きは好転せず、200両の借金をしてそれを小吉の代に引き継ぎます。

西郷隆盛の刀傷のネタバレ

小吉の家の暮らしは貧しくなる一方で、家族の身なりはみすぼらしいばかりです。

薩摩藩の藩校・造士館に通うことが許された正吉は、そこで別の郷から通う少年に、「見苦しか格好」と揶揄された上に袴を破かれたため、少年を捉まえて川に投げ込みます。

それを恨みに思った少年はある日、造士館からの帰りに小吉の背後から刀で切りつけ右肘の筋を切ったのです。

このため、西郷隆盛は生涯刀を振ることが出来なくなり、学問で身を立てることに専念するようになったのです。

しかし、西郷隆盛の刀傷には諸説あって、郷同士の喧嘩を止めに入った小吉が間違って肩を切られたという説もあります。

ただ、西南の役で自害したとされている西郷隆盛の首は出て来ていないのです。残された胴体の右腕の刀傷を元に西郷隆盛だと判断されているだけで、当時、右腕に刀傷をもつ武士はいくらでもいたのです。

そこで、明治時代になって西郷隆盛生存説が新聞にも載るほどまことしやかに語られることになるのです。

まとめ

菊次郎は西郷隆盛の二人目の妻・愛加那との間に生まれた長男です。その菊次郎が語る西郷隆盛の逸話が「西郷どん」なのです。

そんなわけですので、林真理子の原作小説では西郷菊次郎は欠かせない登場人物なのですが、試写会が終わったというのに菊次郎のキャストは発表されていません。

代わりに市原悦子の代役で西田敏行がナレーターを務めることが発表されています。中園ミホの脚本で構成を替えている可能性はあります。

ナレーターが菊次郎という設定も考えられますね。

 

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