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真田丸 大泉洋がまじめキャラ?本人が語る真田信幸の役作りの秘密

真田信幸

信之公肖像 出典:www.ikushimatarushima.jp

大河ドラマ『真田丸』ではいつものコミカルな演技は影を潜め、真面目な嫡男キャラを貫いている大泉洋さん。一瞬の表情などでたまに見せてくれる大泉さんらしいコミカルさに安心している視聴者も多いはず。

このエントリでは、三谷幸喜さん脚本の真田丸での真田信幸の設定を振り返るとともに、大泉洋さんがインタビューで語った役作りの秘密、そしてご自身との共通点についても探ってみたいと思います。

真田信幸とは?

真田昌幸の長男。真田家での呼び名は源三郎。秀才だが、生真面目で慎重。信繁と深く信頼し合っている。諸大名を天秤にかけ、時流を見極めつつ生き残りを図る父・昌幸の采配に翻弄されながら成長していく。

「第一次上田合戦」では、上田城の昌幸と連携し戸石城を拠点に戦い、徳川軍を撃退。その後、真田家は秀吉に臣従。信幸は、秀吉に従属した徳川家の重臣・本多忠勝の娘・稲(小松姫)と結婚し、徳川家との絆を強める。

大泉洋が語る真田信幸の役作り

信幸は、長野ではもちろん有名人ですし、歴史ファンの間でもとても人気の武将なんですよね。その人物を演じる責任を感じて、三谷さんに信幸の人物像についてお聞きしたんです。そうしたら、いつになく真面目に(笑)、「信幸は父・昌幸に翻弄されつつも必死に食らいついていく。それは跡継ぎとしての自負があるからで、真田家のためなら何でもできる男だ」と答えてくださいました。

なるほど台本を読むと、ふだんは慎重な信幸が、いざとなると迷いなくシビアな決断をする。一方、弟の信繁は、生き延びるためとはいえ、非情なことをしていいのかと悩む。そこが嫡男と次男の違いだと思います。信幸は堅物、信繁は父親譲りの天才肌。個性は違うが、とても仲がいい。私も7歳上の兄がいますが、信幸と信繁は1歳違い。かわいい弟であると同時に、よきライバルであったのでしょう。

そう言えば、信幸が信繁を助けるシーンを撮った日の夜、堺さんが「兄の強さと覚悟を感じました」とメールをくださいました。弟の思いと堺さんの愛情を感じて、とてもありがたかったです。

信幸と自分との共通点は、家族思いなところでしょうか。「関ヶ原の戦い」後、徳川に刃向かった昌幸と信繁の助命嘆願に奔走した逸話にはとても共感します。正室の小松姫もかなり大事にしたそうです。若干尻に敷かれていたのかもしれませんよね(笑)。そして、小松姫の父が本多忠勝。三谷さんからは「信幸と忠勝のシーンを書くのが楽しみでしかたがない」とメールをいただきました。確かに藤岡弘、さんと私、明らかにキャラが違いますからね(笑)。私も楽しみです。

序盤からの武将同士の心理戦や腹の探り合いがとにかくおもしろい!私もこのドラマで新たな一面をお見せしたいですね。

まじめなキャラを大泉さんに配役する制作、その意味を理解して見事に演じている大泉さん。素晴らしいコラボレーションだと筆者は感じています。

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