大河ドラマ 真田丸 第12話『人質』あらすじとネタバレ

真田昌幸の決意

それからまもなく、梅が女の子を出産し、「すえ」と名付けられた。
知らせを受けた信繁が喜んでいると、兼続から呼び出された。沼田城の件で、景勝からそろそろ真田を許してやれと口利きがあったのだと言う。

兼続も景勝も、もし昌幸が沼田城をあっさり手放していたら、何か裏があると疑念を抱いていた。ところが、昌幸の意志は首尾一貫していた。
「徳川と北条に譲らぬ真田の覚悟、こたびは真と認めよう。上杉は再び真田と手を携える」
兼続が、景勝の起請文を差し出した。そこには、上杉は真田の庇護と援軍の派遣を約束し、沼田や小県を真田の領分と認めると記されていた。

起請文を受け取った昌幸は、即座に家康に書状を送り、真田と徳川の手切れを宣言した。敵に城を進呈した家康は、面目丸つぶれだ。事ここに至っては、真田を滅ぼすしかない。

天正13(1585)年8月。徳川は参加の信濃衆を加えたおよそ7千の軍勢で、上田城に向けて進軍を開始した。迎える真田の兵は2千に満たない。定石では籠城戦だが、当然、徳川は対策を練っているだろう。昌幸が知恵を絞っても、難しい戦になりそうだ。

景勝は手を結んだ真田に援軍を出したいが、上杉自身が抱える戦に兵力を動員してしまっていた。
信繁はその気持ちだけでありがたいが、もし許されるなら、一つだけ厚情にすがりたい。
「真田の行く末が懸かったこの戦、どうしても加わりたいのです」
「存分に戦ってこい。そして、戦が終わったら、必ずまた戻ってこい」
景勝の激励をしっかりと受け止め、信繁と三十郎は春日山城を出て馬を駆った。

(続き:第13話

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