6月19日放送の真田丸 第24話『滅亡』の詳細なあらすじです。
ネタバレ注意!
あらすじ
小山田茂誠は信繁の腕を捕まえ、蔵の中に隠れこんだ。松が行方不明になったあとに一族の縁があった北条に仕えることになったという。ゆっくり話している暇もなく、江雪斎が蔵に入ってきて信繁に急ぐよう命じた。この蔵で待っているよう茂誠に伝えると、信繁は氏政のもとへ歩を進めた。
香を焚いた薄暗い部屋に通されると、信繁は名乗って初対面の挨拶をした。
あっという間に北条の家臣たちが信繁を取り囲み、捕らえた。
氏政「…殺せ」
信繁「豊臣の使者として参ったのです。真田安房守の息子として伺ったわけではございません!」
家康からの書状だけでも読んでほしいと信繁は訴えた。氏政は信繁の覚悟に驚き、人払いを命じた。
信繁は、家康が氏政の命を救うために尽力していると伝えた。氏政は小田原城にいれば負けることはない、降服はしないと虚勢を張った。しかし、伊達、最上、相馬が相次いで降服したことは氏政の耳には届いていないようだ。関東にある北条の城のほとんどがすでに落ちたことを伝えると、氏政は愕然と崩れ落ちた。
「そして沼田。真田が奪い返しました」
信繁はそう言うと、引き際を考えてほしいと申し出た。意地を張って小田原城に籠城しても、豊臣の大軍に攻め落とされ、死ななくてもいい多くの者が死んでしまう。彼らを救うためにも折り合いをつけてほしいと説得した。氏政は大いに悩んでいたが、最後まではっきりと名言することはなかった。
信繁は城を出る途中、茂誠を待たせている蔵に立ち寄った。松が見つかったことを伝えると、茂誠は驚くと同時に力が抜け座り込んでしまった。
蔵の中には、箱が積み重ねられており、中には金属のような黒い塊が入っている。信繁が尋ねると、茂誠は鉛だと答えた。溶かして鉄砲の弾を作るのだという。豊臣との戦を想定して大量に買ってあるのだ。信繁は、鉛に打たれた刻印や、箱に描かれた模様に見覚えがあった。
そのころ、昌幸たちは鉢形城を落としていた。その勢いで八王子城を目指していた道中、秀吉からの書状が届いた。八王子城は上杉に任せて、真田は忍城へ戻れという。
その忍城では、三成たちが苦戦していた。戻ってきた昌幸に対して、加勢は不要だと虚勢を張った。
7月5日。氏直は小田原城を出て降服した。
城を明け渡す代わりに、氏政と氏直の命は救うというのが降服の条件だ。ところが秀吉は、氏政には死んでもらおうと言う。信繁はだまし討ちだと忠言したが、秀吉は聞く耳を持たない。
「伊達も北条も下った今、自分に抗う者は誰もいない。なんの気兼ねもいらぬ」
と秀吉は言い放ち、家臣達は凍りついた。
コメント