一般的には悪役のイメージが強い石田三成。真田丸では、人と目を合わせず、口数が少なく、人を不快にする人物として描かれています。しかしその一方で、人間関係に細かい配慮をしていたり、人間らしく優しい『いい人ぶり』が垣間見える演出も見られます。
石田三成を演じる山本耕史さんがインタビューで語った、役作りのポイントをご紹介します。
石田三成とは?
豊臣秀吉の重臣。幼名は佐吉。官職は治部少輔(じぶのしょう)。検地や財政などの政務において手腕を発揮し、近江・佐和山18万石を領する大名となる。朝鮮出兵では明国との和平交渉などに当たるが、この間、加藤清正、福島正則ら武断派と対立を深める。
秀吉の没後、加藤清正ら7人の武将の襲撃を受け、佐和山に逼塞。台頭する家康の打倒を決意し、毛利輝元、宇喜多秀家らと結び、昌幸・信繁父子を味方につけて挙兵。関ヶ原を主戦場に家康らと戦う。
山本耕史が語る役作りの秘密
黙々と仕事をこなし、無駄な言動を自分にも他人にも許さない。めったに表情を変えない。人の目を見ない。台本を読んだとき、そんな三成像が浮かびました。ただ、それは仕事に徹するために自らを律しているから。内面には熱い思いが渦巻いている人物で、ふとしたときに感情があふれ出す。そんな瞬間に、三成の人間らしい一面を出せたらと思っています。
怒りに任せて無実の民を死罪にしようとする秀吉に、三成が切腹を覚悟で諫言するシーンもありました。三成は、不器用で融通が利かないところもありますが、それは、まっすぐさと正義感の裏返し。信念を持って豊臣家を支えた人だったと思います。ちなみに、三成が居城とした佐和山城内の造りは極めて質素だったとか。そんなところにも彼の人柄を感じます。
信繁のことは、最初は無視していますが、秀吉がかわいがっているのを見て一目を置くようになります。人の懐にスッと入っていける信繁は、三成とは正反対のタイプ。新しい視点を与え、不器用さを理解してくれる存在になっていく予感がしています。
そして、千利休との対立や『関ヶ原の戦い』など、後世で三成が悪役にされてきたエピソードが描かれます。でもそのとき三成なりの正義を貫くはず。その姿を楽しみにしていて下さい。
ネットの反応
三成めちゃくちゃかっこいい!! #真田丸 pic.twitter.com/oYFJvg1pil
— 藤珠こと (@fujitama_koto) 2016年5月22日
三成推しの人だけやたら熱狂的
自分を含めて。 #真田丸— 舩戸 瑛介 (@sengokuzibuzibu) 2016年5月14日
石田三成は武功派からは確かに嫌われていたかもしれないけど、真田信幸や大谷吉継からは愛されていた。二人の偉大な男たちに愛されていただけでも、単なる嫌な奴ではないことはあきらか。 #真田丸
— すぴのざ (@theoria1970) 2016年5月8日
真田丸で描かれる三成は、彼をよく知る歴史好きの人なら分かる優しさを分かりづらく描いてるから、普通に見てるだけなら本当に嫌な奴に映ってると思うんだけど、つまりそういうことだよね。清正始め古参の秀吉取り巻きには三成の意図は読めず嫌味な奴で損な性格。関ヶ原への展開楽しみ。 #真田丸
— 二子 (@giso_my) 2016年5月8日
三成が切腹覚悟で諫言した時に「血迷うたか、佐吉」と言われ「佐吉は正気でございます」と自分も幼名の「佐吉」で返したところがね…!もうね…!寺小姓の頃からずっと仕えてきた自分が命を賭して言っているのだ、ということの表れのようで…。なのに、それは届かなくて、諌めたのは寧…。 #真田丸
— あさひ (@asako0807) 2016年5月22日
なんていうかさ…真田家の時は策や謀略や血みどろの戦いで家を守っていたけどさ、大坂編になったら血が1滴も視聴者には見えてないのにクッソ怖いの。何か知らないけど怖いの。今日も三成死ぬかと思った #真田丸
— トメ (@tome_3) 2016年5月22日
真田丸。秀吉の暴走を三成が諌め、おねねと茶々が最終的に収める。そして、おねねが三成に「頼んだで」言葉をかける期待の寄せ方に、実子がいないおねねにとって三成こそ自分の子である見せ方をしていた。茶々とお腹の鶴松、おねねの三成という母と子の対比が描かれていて素晴らしかった。 #真田丸
— おはぎ (@ohagi2334) 2016年5月22日
「落書ごときに騒ぎ過ぎだ」「殿下の御前で言えますか」「無論」で立ち上がった刑部をものすごい勢いで引き止める三成最高でした。刑部ならできると分かるからこそ矢面に立たせたくないんだなと。刑部には死なれたくないんだと。そして自分は命懸けで諫言するんだよ…それは自分の役目だと… #真田丸
— 雁 (@m_hntkr) 2016年5月22日
「殿下を最終的に諌められるのは自分だけ」と、友である大谷刑部が早まるのを止め、変わられた主を想い覚悟を決め静かに1人呑み、前途ある若者を叱責してまで守る、三成の男気よ。 #真田丸 pic.twitter.com/XMXfr7YOAQ
— 密林King (@chari_sunset) 2016年5月22日
大谷殿は本当に秀吉様にズバッと言ってしまい謹慎していたことがございます。その際、三成様は見舞いに行けない自分の代わりに博多の商人、神谷宗湛殿に頼んで、慰めに茶器を持って行ってもらっております。#真田丸
— 渡辺勘兵衛(新之丞) (@Kanbe_Watanabe) 2016年5月22日
今回のお話の前に、ドラマでは描写されていないけれど九州征伐中に大谷吉継は何かしら秀吉に箴言して怒られ、博多で謹慎していた時期があり、三成がケアしている。三成が顔色を変えて吉継が秀吉に言うのを止めようとしているのは次やったら死ぬぞ?くらいにわりと深刻な事態を想像している。 #真田丸
— ぬまきち@5/27再発売ですよ! (@obenkyounuma) 2016年5月22日
今迄4回位書庫で話すシーンあったけど見返したら、三成は吉継と話す時は必ず相手に体を向けて目を見て話すんだね、しかも眉間に皺がよってない。
何なら話してなくても見ている。笑#真田丸 pic.twitter.com/HeBzQ0fTMp— 村木 (@mitukane1) 2016年5月15日
三成は頭が良い人にありがちな「口数が少ないけどホントはやさしい人」なタイプだよね。ものすごく誤解を受けて敵を量産するタイプ。 #真田丸
— 歴女ではない (@rekijodehanai) 2016年5月14日
分かりにくいけどしっかり筋は通すから「悪い男ではない」って刑部が言うんだろうな。ただホント分かりにくいけど。誤解させたがってんのかって位分かりにくいけど・・・まあ三成だからな・・・ #真田丸
— ゆう (@yuutwitta) 2016年5月14日
山本耕史さん「もうすぐ関ヶ原なんですが、自分(三成)が死んでしまうというよりも信繁を残していってしまわなければいけないということが…」
あっなんだこれ。なんだこれ。なんだこれなんd(略)#あさイチ #真田丸— ぬえ (@yosinotennin) 2016年5月20日
もしかしていい人なのかも知れないけど言い方がアレなので全然いい人に見えない三成 #真田丸
— yue492@7/10川口リリア (@yue492) 2016年5月14日
言葉選びが下手くそすぎて皆に嫌われる性格だからこそ、その中で三成の本質を見抜いて仲良く出来ている信繁、大谷吉継あたりが凄く見る目のある人に見える、と言うテクニック。特に「あれで熱い男だ」と即座に理解した直江兼続あたりの株は爆上がりであった。 #真田丸
— 猫柳墓場 (@NM_amida) 2016年5月22日
山本三成の相手に目線を合わせない芝居が今回もいい #真田丸 pic.twitter.com/iMqkgQTHRC
— imai tko (@imaitko) 2016年5月9日
話しかけると目を合わせないようにして喋る人がいてあまりにも不快すぎるから心の中で「まじ石田三成かよ」って突っ込んでしまった(真田丸ネタ)。そんなに私が気に入らないかくそー。
— あみ (@4_net_net_a) 2016年5月11日
ちゃんとお互いの目を見て話している三成と清正!いいぞ! #真田丸 pic.twitter.com/UhHS17fYJ9
— けろかず(ただの蛙丸) (@kerokazu) 2016年5月8日
三成の「ひゃある」いただきました!#真田丸 pic.twitter.com/kZvE5E62bR
— だれんす嬢 (@DaLeyns) 2016年5月22日
三成「友の作り方を教えてくれ」
信繁「誰と接する時も言えることですが、人に話しかける勇気と、そこから関係を持続させる根気を持つことです」
三成「分かった。諦める」
信繁「石田様…」
#真田丸 #コピペ— もっきり夫人@東軍メガネ装着 (@mokkiri) 2016年5月10日
今日の放送で、三谷さんが言ってた「三成が処刑されるときにNHKに助命懇願がたくさんくるようにしたい」ってのが現実になる気がした #真田丸
— かいる(就活中) (@kailu_244501) 2016年5月22日
山本三成が処刑されたらわたし鬱になって真田丸しばらく見れないかもしれない(見るけど#真田丸
— 愛汰@真田丸沼 (@yrkmtnrrk) 2016年5月13日
石田三成公(山本耕史さん)を水彩で描きました。冷静沈着な眼差しが毎回たまらないです。 #真田丸 #丸絵 pic.twitter.com/i6MWym1wzX
— 眼福(がんぷく)ユウコ (@gampy) 2016年5月10日
今日の #真田丸、落首事件のエピソードが効いてるなあと思った。秀吉はタガが外れれば一族皆殺しを平気でやるし、秀次はそれを見てた。落首事件で命を賭した諫言が容れられなかった三成はもう何も言えない。頼みの綱、寧の言葉すら秀吉を動かせない。来るべくして悲劇は訪れる。
— エミ-emitemit (@emitemit) 2016年7月10日
あ、伏見城の普請を真田がやるんだ。関ケ原で三成が負けるフラグを真田が立てるのかよ
<伏見城が無駄に難攻不落の城だったために、当初の攻略予定が大幅に伸びて、三成の当初の戦略予定が破綻した #真田丸— フラワードクトリン (@flowerdoctrine) 2016年7月10日
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