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小澤征爾がグラミー賞を受賞!過去の経歴や受賞歴をチェック!

グラミー賞で小澤征爾さんが『最優秀オペラ・レコーディング』を受賞しました!

引用:www.ozawa-festival.com © Shintaro Shiratori

第58回グラミー賞(2016年2月16日~ ロサンゼルス)で、マエストロこと指揮者の小澤征爾さんが指揮したオペラ作品『Ravel: L‘Enfant Et Les Sortilèges; Shéhérazade (ラヴェル:「こどもと魔法」)』がクラシック部門の最優秀オペラ・レコーディングを受賞しました。

小澤さんは8度目のノミネートにして初めての受賞。過去のノミネート作品はすべて海外での録音作品だったのに対して、今回の作品は初めての日本での録音作品です。純粋なメイド・イン・ジャパンがグラミー賞を受賞するのはとてつもない快挙です!素晴らしい!

この作品は、2013年のサイトウ・キネン・フェスティバル松本で行われた公演を録音したもの。 サイトウ・キネン・オーケストラとしては初ノミネートで初受賞。こちらも快挙です!

小澤征爾さんは以下のコメントを出しています。

「この「子どもと魔法」は僕の大事な仲間であるサイトウ・キネン・オーケストラとすばらしい歌い手たちと創った作品で彼らのお陰で、充実した練習と公演ができてとても楽しかった。それが松本のフェスティバルの力なのだと思う。たいへんうれしく、みんなとこの作品を創れたことを誇りに思います。仲間たちとこの喜びを分かち合いたいです」

プロフィール

1935年、中国のシャンヤン(旧奉天)生まれ。
幼いころからピアノを学び、成城学園中学校を経て、桐朋学園で齋藤秀雄に指揮を学びました。

1959年、ブザンソン指揮者コンクールで第1位を獲得。当時ボストン響の音楽監督であり、このコンクールの審査員であったシャルル・ミュンシュに翌夏タングルウッドに招かれました。

その後、カラヤン、バーンスタインに師事、ニューヨーク・フィル副指揮者、シカゴ響ラヴィニア・フェスティバル音楽監督、トロント響音楽監督、サンフランシスコ響音楽監督を経て1973年にボストン交響楽団の第13代音楽監督に就任、アメリカのオーケストラ史上でも異例の29年という長期にわたって務め、アメリカ国内はもとより国際的に世界最高のオーケストラのひとつに育てました。

2002年秋には、ウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任、2010年春まで務めました。

ボストン交響楽団が早速祝福のTweetをしています。

過去のグラミー賞ノミネート

1969年 「メシアン:トゥーランガリラ交響曲」(トロント響)
1971年 「ヤナーチェク&ルトスワフスキ」(シカゴ響)、「オルフ:カルミナ・ブラーナ」(ベルリンフィル)
1974年 「ベルリオーズ:幻想交響曲」(ボストン響)
1976年 「ベルリオーズ:ファウストの劫罰」(ボストン響)
1981年 「シェーンベルク:グレの歌」(ボストン響)
1993年 「チャイコフスキー:歌劇『スペードの女王』」(ボストン響)
2015年 「ラヴェル:歌劇『子どもと魔法』」(サイトウ・キネン・オーケストラ)※受賞

過去の受賞歴

2002年 オーストリア勲一等十字勲章
2008年 サフランス・レジオン・ドヌール勲章オフィシエ
2008年 フランス芸術アカデミー外国人会員
2008年 日本国文化勲章
2008年 イタリア・プレミオ・ガリレオ2000財団金百合賞
2010年 ウィーン・フィル「名誉団員」の称号

サイトウ・キネン・オーケストラとは?

引用:www.ozawa-festival.com

桐朋学園の創設者である故齋藤秀雄先生の没後10年に、彼の弟子である小澤征爾さんらの呼びかけによってコンサートを行ったオーケストラを母体とし、1992年から長野県松本市で行われる「サイトウ・キネン・フェスティバル」で定期演奏しているオーケストラ。日本国内はもちろん、世界でもトップクラスの人気と実力として選ばれています。

ネットの反応

最後にネットの反応をお伝えします。

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