大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、小野政次の弟・小野玄蕃に嫁いだなつ。
控えめながら信念を持った強い女性として描かれています。
そんな「なつ」を演じているのは山口紗弥加さん。
バラドルから名女優へと転身を遂げた女性です。
山口紗弥加さんのプロフィールや経歴を振り返るとともに、山口紗弥加が語ったなつの役作り秘話をご紹介します。
なつとは
奥山朝利の次女で、小野玄蕃(井上芳雄)に嫁ぐ。
井伊家のなかで小野家が肩身の狭い思いをしていることを理解しつつ、家中の融和をはかることが大切だと考え、両家の懸け橋のような存在となるべく、夫の玄蕃とともに尽力する。
桶狭間の戦いで夫が討ち死にすると、小野家に残って、玄蕃とのあいだにもうけた嫡男・亥之助を立派に育てていく。
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山口紗弥加のプロフィール
氏名 :山口紗弥加(やまぐち さやか)
生年月日 :1980年2月14日(37歳)
出身地 :福岡県
所属事務所:FLaMme
1994年、CMとドラマ「若者のすべて」でデビュー。
バラエティ番組に進出し、「アイドル女優」の立ち位置で活躍する。
その後、女優業に専念し、野田秀樹や蜷川幸雄の舞台に出演。
2015年には6本のドラマに出演するなど、名脇役として活躍している。
大河ドラマは初出演。
山口紗弥加が語るなつの役作り
大河ドラマは初出演という山口紗弥加さん。
柴咲コウさんとはプライベートでも仲がいい友人同士のようです。
いつか出演できたら…と思っていた大河ドラマに出られること、大好きな友人である柴咲コウちゃんが主演の作品ということで、二重に喜びを感じています。
ただ、現場ではふたりともに気恥ずかしさが勝ってしまうのか、いまだにそこはかとないぎこちなさが漂っています(笑)
一緒に忘年会をする予定でいるのですが、それまでは互いに集中して、いい緊張感を保ちながら撮影に臨みたいなと考えています。
なつの役作りについて、山口紗弥加さんはこのように語っています。
なつを演じるにあたっては、役作りのヒントを探して、浜松市の龍潭寺を訪ねてお墓参りをしたり、戦国時代の女性について書かれている本などを数冊読んだりしました。
そのほか、当時の生活様式を少しでも体に馴染ませるために浴衣を着て過ごし、1日2食のお肉を食べない生活を送ってみたり、もともと筆で字を書くことが好きだったこともあって、写経をしたり。
ストイックな役作りには驚きますよね。
夫である小野玄蕃や、姉・しのの裏方として演じることが多いなつ。
静かな時間を持つことで、現代の喧騒を消したかったんです。相手を想う、思慮深いなつの心を感じるには必要なことだと思いました。
それらすべてが役作りに生かされていると信じ、所作指導の先生から「所作は心。相手を敬う気持ちがあれば、とらわれることなく動けるはずだ」と教えていただいたことを胸に刻み、夫の玄蕃を愛し、姉のしのを支え、なつとして井伊谷に生きていきたいと思っています。
山口紗弥加さんは、なつの人柄を独特の言葉で表現しています。
激情家の姉・しのとは正反対、何事にも控えめな態度の奥底に自分の信念を貫く強さを秘めた女性だったんでしょうね。
この作品に登場する女性は気性の激しい人ばかりですよね。そんな今作において、なつはお弁当の隅っこにあるお豆のような存在なのではないかと思っています。おかずともデザートともとれるやさしい味のお豆を、私は最後まで残しておいて、ささやかな幸福をゆっくりと味わうタイプなんです。
そんなお豆のような優しさを持つなつが登場したときに、ほっとひと息ついていただけたら嬉しいですね。
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