大河ドラマ「おんな城主 直虎」で、奥山朝利(でんでん)の嫡男として跡を継いだ奥山六左衛門。
鈍くさいながらも気が優しく、直虎への忠誠心の高い家臣として描かれています。
そんな奥山六左衛門を演じているのは田中美央さん。
田中美央さんのプロフィールや経歴を振り返るとともに、田中美央が語った奥山六左衛門の役作り秘話をご紹介します。
奥山六左衛門とは
父・奥山朝利の家督を継いだ井伊家家臣。
正式な名は奥山朝忠(ともただ)という。
しの・なつ姉妹の兄にあたる。
通称は六左(ろくざ)。
気が優しくて臆病な性格。
直虎が領主となることに当初は反対するが、直虎が百姓たちの心をつかもうと努力し、それを成し遂げていく姿に感銘を受け、直虎の治世を全身全霊で支えるようになる。
直虎を災いから守りたいとの思いから、苦手な武術や馬術の鍛錬にも励む。
田中美央のプロフィール
氏名 :田中美央(たなか みおう)
生年月日 :1974年?月?日(42歳)
出身地 :兵庫県神戸市
身長 :183cm
出身高校 :宝塚北高校 演劇科卒業
出身大学 :大阪芸術大学 舞台芸術学科卒業
所属事務所:劇団俳優座
大阪芸術大学舞台芸術学科を卒業後、劇団俳優座に所属。
俳優座公演を中心に役者として活躍中。
役者のほかに、映画の吹き替えやCM、アニメ、ゲームの声優、ナレーターとしても活躍。
主な出演作に、舞台「東京原子核クラブ」「カラマーゾフの兄弟」「七人の墓友」、映画「日本のいちばん長い日」「海賊とよばれた男」など。
吹き替えは映画「ドクター・ストレンジ」など多数。
大河ドラマは初出演。
ナレーター出演の動画
サントリーの「伊右衛門」のCMにナレーターとして出演しています。
たしかに六左衛門の声ですね。
田中美央が語る奥山六左衛門の役作り
田中美央さんは舞台役者や吹き替え、声優の仕事が多く、テレビドラマの経験はごくわずかだったそう。
ボクはずっと舞台畑の役者で、まさか自分が大河ドラマに出演させていただけるとは夢にも思いませんでした。現場では分からないことだらけで試行錯誤の毎日です。
六左衛門(六左)の役どころは、臆病者で武芸はからっきし。
直虎の側近として、武芸に長けた中野直之とコンビを組んでいますが、性格も見事に真逆の二人。
六左も、まさか自分が井伊家を支える立場になるとは夢にも思っていなかったのではないでしょうか(笑)
大河ドラマへの出演が決まってから井伊を訪れ、役作りのヒントを探ったのだそう。
この役のオファーを頂いてから実際に井伊谷を訪れた際、龍潭寺の前に広がる水田に蓮華が浮かぶ光景を目の当たりし、その美しさに感銘を受けました。
六左が登場する物語中盤以降の直虎は、この井伊の民と風景を守るために奔走します。
そんな直虎の横顔を、六左は誇らしく見守っていたのではないでしょうか。監督からは「六左の芝居はとにかく大きく」と言われています。
困ったら本当に困っているような表情で、怖いときは怖いと言っていい、と。
それほど六左は分かりやすく正直な男。
彼が理解していないような顔をしていたら、恐らく事態は複雑なことになっています(笑)
田中美央さん自身も六左衛門役を演じることを楽しんでいるようです。
どうも間が抜けている六左衛門ですので、僕も時々「この人、大丈夫かな」って心配になってしまいます(笑)
でも、直虎様への忠誠心は誰にも負けません。
鈍くさい性格も含めて、このキャラクターを愛していただけたら嬉しいですね。
ネットの反応
田中美央さんのオフィシャルブログはこちら。
https://ameblo.jp/miou-tanaka/entry-12270779543.html
大河ドラマの小説版はこちら。