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小林薫が語る南渓の役作り秘話!にゃん渓和尚のとぼけた演技と猫に注目!【おんな城主直虎】

小林薫

大河ドラマ「おんな城主 直虎」の第1話からとぼけたキャラクターで視聴者の心を掴んだ南渓和尚
猫を抱いたシーンでは、南渓の言葉は耳に入らず「猫しか目に入らなかった!」という猫派の視聴者の声も多く聞かれました。

南渓を演じるのは小林薫さん。
渋い中年男性を演じさせたら右に出る者はいない!というほどおなじみの実力派俳優ですね。

小林薫さんのプロフィールや経歴を振り返るとともに、小林薫さんが語った南渓の役作り秘話をご紹介します。

南渓和尚とは

龍潭寺の住職。
井伊尚平の息子で、直虎の大叔父。

井伊家の菩提寺・龍潭寺の住職として、おとわ(直虎)、亀之丞(直親)、鶴丸(政次)をかわいがり、亀之丞が今川家から命を狙われた際は、逃亡を助ける。

困っている者を人知れず助ける”竜宮小僧”の伝説をおとわに教え、人生の指針を与える。
一見いい加減だが、井伊家の軍師的存在であり、直虎の知恵袋となる。

小林薫のプロフィール

氏名:小林 薫(こばやし かおる)
生年月日:1951年9月4日(65歳)
身長:175cm
血液型:A型
出身地:京都市
出身高校:京都府立洛東高校

1971年 唐十郎主宰の劇団「状況劇場」に入団。
1980年 状況劇場を退団。
1984年 女優の中村久美と結婚。
1995年 離婚。
2009年 女優・モデルの小梅と結婚。
2010年 第1子となる男の子が誕生。

主な出演作は「深夜食堂」シリーズ、「ナニワ金融道」シリーズ、「天皇の料理番」、映画「東京タワー」「舟を編む」「海賊とよばれた男」など。
NHKでは、朝ドラ「天うらら」「カーネーション」、大河ドラマは「峠の群像」に出演。

小林薫が語る南渓和尚の役作り

南渓は坊主として有能で、知識も豊富だったようです。

僧侶とはいえ元々は井伊家の人間ですので、軍師として全体を俯瞰しているというよりも、一族の一人として井伊家を支える気持ちが強かったのではないでしょうか。

あらかじめ戦略を練るというより、その時々で考え、悩み、井伊が生き延びるためのアイデアを出していきます。

演じている小林薫さん自身も、おとわの才能には驚いているようで、

南渓は、おとわには器量があると子供の頃から見抜いていたと思います。
今川家に一人で立ち向かい、出家を許してもらって出てくるんです。並ではない。

と語っています。

井伊家は周囲を列強に囲まれており、今川をはじめ、北条、武田、徳川、織田にいつ飲み込まれてもおかしくない厳しい立場にありました。
そんな小国を井伊直虎はどう守っていったのか興味深いですね。

小林薫さんが言うように、奇跡的な才能を持っていたり、独創的な考えや行動をしていたことでしょう。
ほかの人が見落としていたものに気付くというセンスがあったのかもしれません。

このような独創性やセンスのようなものは、現代人にも通じるところがあると、小林薫さんは語っています。

役者にとっても同じことだと思います。
どんどん進む撮影の中でどうしてもこぼれていくものがあるけれども、人間性を決めてしまわずに、なるべくそれを丁寧に拾っていきながら役を創造していきたいですね。

 
南渓はおとわに問答を仕掛けては、「答えは一つじゃない。ほかにもあるかもしれないぞ」と答えます。

きっとそれは、どの人にもいえることだと思います。みんな本当はどんな人なのか分からないし、分からないほうが面白い。
南渓にも、とぼけたところもあれば厳しいところもあるといった多面的な顔を見せていきたいですね。

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