おんな城主直虎 第27話のあらすじとネタバレ!「気賀を我が手に」

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関口は井伊の目付、すなわち見張り役だ。
直虎の脳裏に、関口の陰険な表情が浮かんだ。

方久「だからこそ、取り入る隙があると思うのでございます。まぁ、私にお任せくださいませ」

その後すぐに方久は動き出した。
南蛮渡来の貴重な香を手土産にして関口に会いに行った。気賀が井伊家預かりとなれば、港の稼ぎの一部を差し上げたいと話を持ちかけた。

関口は簡単に方久の手に落ちた。
直虎「銭の力とは、まこと凄まじいものじゃの…」

さらに方久は、駿府を訪れた。関口が段取りをして、氏真(尾上松也)と謁見する機会を得たのだ。

方久が挨拶の口上を述べているところに、今川の家人が駆け込んできた。
「火急のお知らせにございます!」

届けられた文を読んだ氏真は、顔を紅潮させた。さらに、脇差しを抜くと掛け軸を切り裂いた。
氏真「どいつもこいつも、余をばかにしおって!」

幽閉されていた武田信玄の嫡男・義信が、自害したという内容だったのだ。
武田義信の正室は氏真の妹で、武田家と今川家の同盟締結の際に結ばれた縁談だった。

今川の塩止め令で何度も牽制したにも関わらず自害に追い込んだということは、武田はいつでも今川を切り捨て、戦になる日も近いという意思表示をされたようなものだ。

大沢は戦に強いことで名を馳せており、この時期に井伊に首をすげ替えることは考えにくい。
方久の申し出は日を改めて、好機を見て実行することになった。

 
後日、直虎は中村屋からおもしろい話を聞かされた。
気賀を出ていったと思われていた龍雲丸(柳楽優弥)が、手下とともに根城に留まっているという。さらに、拒否反応を示していた城の普請を請け負いたいと言い出したのだというのだ。

龍雲丸は、いくつかの城の絵図を集めつつ、その城内に忍び込んで内部の様子を探っていた。そして大沢の了承を得たうえで、新たに築城する城の絵図を描いているところだということだ。

直虎が急いで根城へ向かうと、龍雲丸の姿があった。
直虎「何ゆえじゃ。 …何ゆえ出ていかなかった!」
龍雲丸「いちゃ悪いんですかい」
直虎「何がなんでも出ていくようなことを言うておったではないか!」

龍雲丸はのんびりした調子で、描きかけの絵図を指で指した。
「せっかくですし、見に行きますか。城の普請場でも」

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