テレビ制作の裏方、いわゆるテレビマンとして有名な金井尚史さんが亡くなったというニュースが流れました。
タモリさんと親交があったようで、金井尚史さんの葬儀では、タモリさんの憔悴した姿が見られたということです。
そんな金井尚史とは、どんな人だったのでしょうか?
プロフィールを振り返るとともに、金井尚史さんとタモリさんの関係を探ってみたいと思います。
金井尚史とは
生年月日:1960年(56歳)
出身地:北海道夕張市
出身高校:東京都立富士高校
出身大学:早稲田大学
ニッポン放送での経歴
ニッポン放送の制作部に所属し、
ディレクターとしてラジオ番組の制作を担当していました。
当時の主な担当番組に
- ナインティナインのオールナイトニッポン
- タモリの週刊ダイナマイク
があります。
その後、親会社のフジテレビに移籍。
フジテレビでの経歴
フジテレビでプロデューサーとして活躍しました。
バラエティ番組を中心に、有名番組の制作に携わっていたようです。
最近の番組では、
- 有吉のニッポン元気プロジェクト おーい!ひろいき村
- 痛快TV スカッとジャパン
などを担当。
タモリと金井尚史のエピソードは
1990年代のラジオ番組「タモリの週刊ダイナマイク」で
仕事をしたのがきっかけで親しくなったそうです。
この番組では、タモリさんがテレビに出始めた頃にやっていたアングラ芸や、テレビでは話したことのないようなプライベートな話を披露していました。
ヨットレース
おなじみのオフィシャルフラッグ#タモリカップ pic.twitter.com/4MIbDtHIZI
— タモリカップSTAFF (@tamoricup) 2016年8月23日
「タモリカップ」というヨットレースがあります。
タモリカップ公式サイト
「ヨットは金持ちの道楽」
そんな世間のイメージを払拭したいと
タモリさんが主催して始めたヨットレースです。
とはいえ、お金を掛けずにスポーツ大会を開催するのは大変なこと。
維持管理にお金が掛かるヨットですから、なおさらです。
そこでひと肌脱いだのが金井尚史さんです。
自身が持つ人脈からスポンサーを獲得していきました。
プロデューサー業で培ったマネジメント能力を発揮したんですね。
そんな金井尚史さんの活躍もあり、大会は大成功しました。
以降、大会プロデューサーとして毎年運営に関わり続けます。
このタモリカップは徐々に規模を拡大していき、
直近の大会では、237艇も参加する
日本一の規模のヨットレースになっていました。
金井尚史にガンが見つかる
公私にわたって親しく付き合っていた
タモリさんと金井尚史さんでしたが、
2015年に金井尚史に肝臓がんが見つかりました。
余命3年と聞かされたタモリさんは
オレは引退するから、一緒にヨットで世界一周しよう
と持ちかけたそうです。
仕事に区切りをつけてまで、親友との時間を大切にされていたんですね。
そんなタモリさんの願いもかなわず、2月9日に息を引き取りました。
享年56歳でした。
葬儀に足を運んだタモリさんは、金井尚史さんの遺影をじっと見つめ続けていたといいます。
金井尚史さんのご冥福をお祈りします。