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ハムラアキラ【第4話感想】謎の男・野間口徹の存在感&怪演に絶賛の声!

NHKドラマ「ハムラアキラ」視聴者の感想

2020年1月期のNHKドラマ「ハムラアキラ」。
2月14日に第4回「濃紺の悪魔」が放送されました。
 

依頼人・詩織(武田梨奈)に対する災厄の先導者『濃紺の悪魔』が、あまり語らずに自殺してしまい、不可解な点の多い事件でした。

最初に「ミステリと言うよりホラー」と晶(シシド・カフカ)が前フリをしてくれていなかったら、そして野間口徹の名怪演がなかったら、イライラしたかもしれません。

晶の姉・珠洲(MEGUMI)についての情報も得られず、しかも『濃紺の悪魔』が本当に珠洲と面識があったのかどうかも闇の中になりました。

 
そんな第4話(2020年2月14日放送分)を見た視聴者の感想をお届けします。

また、ネタバレを含むあらすじや、次回の見どころも紹介していきますよ。

「ハムラアキラ」第4話 あらすじ

「死にたい?」という悪魔の囁きに、あなたならどうする?
 

セレブなフラワースタイリスト・詩織(武田梨奈)を2週間ボディーガードするよう依頼された葉村晶(シシド・カフカ)。

「誰に狙われているのか、なぜ2週間なのか」と問い詰める葉村に詩織は「悪魔に自分を殺して、と酔った勢いで依頼してしまった」と話す。そんな馬鹿なことと思う葉村だったが、次々と事件が起こり、結果的に詩織は死んでしまう。
 

そんな時、「姉・珠洲の真相を知りたくないか」という連絡が謎の男(野間口徹)から葉村のもとに届き・・・。

引用:ドラマ公式サイト

 

「ハムラアキラ」第4話 感想とネタバレ

当サイト読者の方から寄せられた、
「ハムラアキラ」第4話の感想をご紹介します。

 

ミステリー的には未解決?そもそもホラーな「濃紺の悪魔」

ハムラアキラ4話
はっきりした落ちも結末もなくて最高に好き。もちろん来週も見る‼

 

なんか異世界のような…
すごくフワフワした感じ…
心あらずな状態になってる…
ちょっと意味不明状況でもあるw
てか、今回のゲスト、ワカコ酒の人?

 

くそぅ、見入ったし最高だったけど消化しきれなかった、明日もう一回見るか

 

第一話で「首の後ろのあざ」ネタを入れてたから、濃紺の悪魔編そのものはやらないけどファンサービスだと思ってた。しかしそこには触れず、さらに「冗談です」と処理したか……。原作はカットアウトで嫌な後味だけが残ったから、それはそれでアリ。

 

原作を読んでいる人には別の視点を、読んでいない人には結構な割合で未消化なモヤモヤを残した第4回。

結局『濃紺の悪魔』は元裁判官・コミヤマが心を病んだ結果暴走したのだ…ということで、決着せざるを得ない流れとなりました。
 

しかし、『悪魔』が一体どういう手段を用いたのか、本当に珠洲の死について何かを知っていたのかなど、不明なままです。

『悪魔』は詩織関係だけでなく村木やアケミも多少は操っていたのだから、催眠術だけでなく場合によっては共犯者も使って監視や誘導をしていたのでしょうね。

勝手な空想ですが、珠洲については岡田正太郎警視(間宮祥太朗)も警察として何かを隠しているのではないでしょうか。

そのカギが形見のペンダントにあるとか…。

でないと、最後の『悪魔』の選択肢で、書店を指し示したことにつながらないですよね!

 

謎の男・野間口徹の怪演がすごい!

原作はミステリアス。
ドラマは野間口のバックボーンを見せることで問題提起。
野間口の気弱ないい人そうな写真と濃紺の男の得体の知れない感じの対比はとても効果的でドラマならではと感じた。
野間口って呼び捨てしてごめん、野間口。

 

ハムラアキラ4話「濃紺の悪魔」
悪魔のふりした天使なのか?
醸し出される得体の知れなさ感、この役に野間口さんキャスティングする辺りが最高ですよね。
ザラザラした感触と共に絶望的な刹那を感じた今回だった。それにしてもこの後味の悪さ、ヤバイ…好き。

 

この原作者の方はそこはかとな~くシャーロキアンの香りがしますねー。その見地からすれば今回の濃紺の悪魔は差し詰めモリアーティ教授ですねー。彼は本当に死んだのか?はたまた彼もまた操られていたのでは?また、その逆に全てが思い込みで関連性は無かった?玉虫色のラストがイイ…

 

わからないこと
そんなに都合よく催眠術ってかかるもんなのか
結局、武田梨奈は何がしたかったの?
野間口さんが用意してたプレゼントっていうのは本当だったのか偶然だったのか
池田成志さんは誰に襲われた?

 
とにかく圧倒される、ゲスト・野間口徹の演技力でした!

『濃紺の悪魔』は人を操るほどに存在感がありながら、かつ人々の記憶に残らないくらい抽象的な存在なんですよね。

まさに悪魔的に晶の心の中に鋭く毒を吐いていく、静かにエキセントリックな名演でした!
 

野間口徹はエキセントリックな役柄を演じることが多いですよね。

最近では日テレ系「あなたの番です」で元妻のストーカーを演じましたし、以前「相棒」では女性の顔を切り刻むのに熱狂的なファンもつくという殺人鬼を好演(!)していました。
 

今回の『濃紺の悪魔』の実は元裁判官が壊れた結果だったという流れに、「『シャーロック・ホームズ』のモリアーティ教授だ!」と感じた人も多いようです。

個人的には、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』で最終的には理性的な殺人鬼とわかるウォーグレイヴ判事を思い出しました。

隠れた犯罪者を罰する判事に、現世に地獄を感じる人を死に導く悪魔…表裏一体なように思うのは、やはり野間口徹の演技が良かったからでしょうか。

 

岡田正太郎と葉村晶が少し接近?

シシドカフカと間宮くんってだけで画が持つ

 

「すみません。インテリなんで」今日の岡田管理官最高オブ最高やな(鼻血)

 

濃紺の悪魔、最後まで展開読めず引き込まれた。
岡田管理官との距離感と関係性が絶妙。

 

濃紺の悪魔がアキラにかけた呪いを解いたのは岡田だけど、そもそもこの男の存在があまりにも不確定なんだよね。いつの間にか現れては頭の片隅でとぐろを巻いている言葉を口にして投げかける岡田は、もう一人のアキラなのかもしれない、なんて

 
相変わらず事件の本筋には絡まず、ふらっと晶の推理にだけ関わっていく警察のキャリア・岡田正太郎(間宮祥太朗)。

そして岡田が偉かろうが、ぶっきらぼうさを緩めることなく、舌打ちまでしてしまう晶。

2人の関係は今回ほんの少しだけ接近したように見えました。
 

詩織の自殺を甘く見て推理を楽しんでいた正太郎は、少し申し訳なく思ったのか、あえて問題の『濃紺の悪魔』が現れたとされるバーで晶に情報提供します。

書店でないあたりが、親密度アップかと思いきや…決して傷ついたことは見せずに、岡田の催眠術の冗談を見死して去る晶がクールでした!

正太郎は晶が2つの自殺に責任を感じないように、気持ちの切り替えとして催眠術のまねごとをしたのかもしれませんね。

好意だと信じたいところです!

 

「ハムラアキラ」次回(第5話)の見どころ

次回「悪いうさぎ X」は、若竹七海の長編小説「悪いうさぎ」からのドラマ化ですね。

井頭愛海演じる平ミチルがキーパーソンとなり、女子高生の家出人を探すところから、殺人事件を含む長い事件が描かれます。

井頭愛海は朝ドラ「べっぴんさん」やフジTV系の「さくらの親子丼2」などでクセのある役柄を演じている18歳の女優さんです。

晶の周囲には妙な人が寄ってくる…というパターンを踏襲しそうですね。

 

「ハムラアキラ」これまでの視聴者の感想

当サイト読者の方から寄せられた「ハムラアキラ」放送後の感想を、こちらの記事で紹介しています。

 
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まとめ

「悪いうさぎ X」から後は1話完結ではなく最終回まで1連の流れとのことですから、見逃せないですね!

ハムラアキラはシシド・カフカの独特な魅力とミステリーの繊細さが面白いとずっと思っていたのですが…。

なんだか裏で強烈に人間のズルさや弱さを暴いているような、秘めた意図が濃く漂ってきて、さらに目が離せなくなってきました。

オリジナルキャラの岡田正太郎と葉村晶の関係も楽しみです!

 

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