「dele」4話見逃した！【ネット配信】動画の視聴方法&再放送日程(8月17日放送)

美香が「せめて（母親の）骨だけでも出てきてくれれば」というシーンがあり、あの時点で「母親が死んでいる」という展開は予想していましたが、父親の重治が、娘の将来を心配して母親が失踪したことにしたというのは、見ていて切なくなりました。

そして真実を知られないようにするために、「霊視がやらせだった」とウソをつきとおした裕司の25年間を考えると複雑な気持ちになりました。最後に母親に会いたがっていたという展開も、「自分を認めてほしい」という彼の気持ちが伝わってくるように感じました。

また、彼が子供の頃の圭司にとって憧れの存在だったというのは予想外でしたが、圭司は彼から依頼を受けた際、どう思ったのでしょうか。今回は裕司から託されたデータを真っ先に開いていたし、実は以前から「見たい」という気持ちでいっぱいだったのかも、とふと思ってしまいました。

匿名さん　40代男性

あのRADWINPSの野田洋次郎がほぼ幽霊的な役で出ています。ちょっと贅沢な使い方です。

物語の内容が面白くて、日暮の超能力なのかもしれませんが、日暮が自ら調べている可能性も示唆されているし、果たしてどちらなのでしょうか。犯人も自白してはいますが、それが事実だとする証拠はなにもありませんし、圭司たちもあえてそれ以上は追求しませんでした。

実は単純な話であるように見せながら、すべて曖昧で、絶対にこうだという正解がないように作られています。

それはきっと、都合によって超能力少年を持ちあげたり叩いたりするマスコミがいうような真相ではなく、関わった人たちが素直にこれでいいと思える着地点があれば、それ以上に何が必要なのかという問いであるように感じました。

匿名さん　50代男性

deleの4話を見ました。ずっと見ていますが今回も濃厚で面白かったです。

今回の削除対象のターゲットは日暮でした。日暮演じるRADWIMPSの野田洋次郎さんが冒頭から異彩を放っていました。アーティストとしてのイメージを壊しての表現力に驚きと、役者業もなかなか味が出ていていいなと思いました。

日暮を探す圭司と祐太郎。やっと発見しましたが、既に日暮は絶命。手には色鉛筆が握られていました。彼らの所に届いたメールには数点の色鉛筆で描かれていた絵がありました。圭司は日暮が有名だった天才少年だと思い出します。

データ消去の為に様々な事を探り出していく圭司達。そんな中、日暮に仕事の依頼をした女性の存在を見つけて近づいていきます…。
　

圭司のクールでストイック。だけど内心のハートは熱き人物が好きです。菅田将暉さん演じる祐太郎も大活躍。トリッキーな動きが面白く飄々としています。ですが、過去に何か秘めていてそれが速く明かして欲しい。見たいと思いました。

対照的な圭司と祐太郎のコンビが最初は噛み合わなくて次第にマッチして真実にたどり着く。色々と考えさせられた4話でした。

匿名さん　40代男性

毎回泣けるドラマだが、今回も日暮という優しい人物のあまりにせつなく哀れな人生の末路に涙が止まらなかった。

いつもは事務的にデータを削除しようとするところを祐太郎に謎解きへと引っ張られる圭司が、第4話ではいつになく身を乗り出して日暮の人生を必死で紐解こうとする姿に胸を打たれた。特に日暮が絶命している姿を見て車いすから倒れるように畳の部屋に降りる姿には驚き感動した。
　

しかし妻を殺してしまった重治のエピソードだけは「なかったことにする」には、重治があまりに得手勝手な隠ぺい工作にしか見えず、しかも真実を透視してしまった日暮の善意の犠牲のもとに何事もなかったかのように25年間も過ごし続け、今更優しい父、祖父として善人のように描かれていることに違和感が強すぎて最後までスッキリしなかった。

第2話といい、自分が傾倒しているモノや人物には人間らしい感情を見せる圭司にホッとする。祐太郎と圭司、2人ともミステリアスな過去を背負っているように思えるが彼らの過去はまだ明らかになっていない。今後ドラマの中でどのように解き明かされていくのか目が離せなくなった。

匿名さん　50代女性

超能力なんて非科学的なものを圭司が信じているのは意外。

クールで徹底したリアリストと思っていた。そして生死に無関心。だって、人の死によって成り立つ仕事、いちいち感傷的になっていたらやってられない。死亡確認、と事務的に圭司は言う。

でも、淡々とできることじゃない、だってそこには生々しい「死」があり、実際日暮の死体とご対面、てことになる。リアルな「死」。でもそれはただ肉体が消滅する、それだけのこと。誰からも関心をもたれない、思い出してももらえない、生きた証しの一切がなくなる、それが人にとって本当に死ぬということ。

データ削除というのはいたってシンプルで、簡単な作業。だけど人の「死」そのものがそこにある。それを淡々と実行できるほど、圭司はクールなわけじゃなかった。

日暮のことを自分たちが覚えている、そうすれば彼は死なない、と圭司の言葉が胸を打つ。案外熱い心の持ち主かも。

匿名さん　50代女性