ブラックペアン【動画】5話の見逃しフル動画を無料で視聴する方法 再放送はある？

毎回畳みかけるようにやってくる危機的状が描きつくされているドラマで、ますます目が離せない展開ですが、今回の渡海は今まででも最高にクールでした。

最初はただの嫌な奴にしか見えませんでしたが、絶対に患者は見捨てない、その筋の通し方が半端ない、ただそれだけだったのだと思います。

その反対に、毎回揺れながらも、押しつぶされそうになりながらも己のキャリアを投げうつ覚悟で戦うようになった高階は、人間味を増しながら東城大のチームに馴染んでいくのです。

TBSのドラマの見ごたえのひとつに、編集技術の見事さがあると思っているのですが、この手術シーンはサントラのチョイスと曲調、緩急に拘ったカット割りが絶妙で、ぐいぐいと画面に引き込まれていきますが、今回のダーウィンの一連の流れは素晴らしいものでした。

その緊迫感が薄れ、一瞬の和やかさが訪れてやっと一段落かと思うと、毎回最後のカットで落とされる爆弾があり…そしてまた一週間、生殺しのような思いをかかえて待つことになるのです。

いままではさんざん渡海先生のエラそうな口をきかされてきましたが､今回は帝華大からも傲慢をかましてくれる医師が登場したので､ある意味､「傲慢 vs 傲慢」とでもいったかんじになりました。

2つの傲慢のどっちがホンモノか､それが明らかになっていくのがドラマとして非常に興味深かったです。

また､出世一辺倒のように思えた高階先生の人間らしいところや､どうしても小春の命を救いたいという意地がみられ､かっこよかったてす。高階先生､これからもますます目が離せない人物になりそうです。

ただ､最近ちょっと世良先生の影が薄くて残念かな､なんて思っています。彼がこれからどう成長していくかも楽しみなので､もうすこしストーリーに絡んでくれたら嬉しいです。

輸血アレルギーで輸血ができない小春ちゃんが小児には初めてのダーウィンによる心臓手術で手術をし、出血が止まらなくなったときはどうなるかと思いました。

ダーウィンを研究し、この事を予見していた渡海先生が増血剤を手術前の小春ちゃんに投与し、増やした血液を保存、もしもダーウィン手術で出血したときに自分の血液で輸血という流れを考え出したのは凄すぎると思いました。

輸血アレルギーで他人の血液がダメならば自分の血液を輸血すればよいなんて思い付きそうで思い付かないので目から鱗でした。

元気になったら高階先生とサッカーがしたいという小春ちゃんのささやかな夢が叶うことになってよかったです。

高階先生が早くボールを蹴るのがうまくなってサッカーをしている姿を早くみたいです。

小春とサッカーをする約束をした高階が、実はサッカーがヘタで世良たちからボールの蹴り方から教えてもらっていたのは、彼にも苦手なことがあるということが分かって、見ていて微笑ましかったです。

また、そのことが「そこまでして小春の命を救いたい」と思う彼のまっすぐな気持ちを象徴しているようで、彼の人間らしさが見られたシーンでした。

小春と渡海が話すシーンで、渡海がぶっきらぼうに優しい言葉を小春にかけるシーンを期待したのですが、そういう展開にならなかったのは残念でした。

ラストで渡海と佐伯がペアンが体内に残った患者のレントゲン写真を見ていましたが、渡海がレントゲンの現物を持っていて、佐伯がCDロムのデータで見ているというのは、どんな意味があるのだろうと気になりました。