テレビ大阪系列で土曜深夜ドラマ「面白南極料理人」がスタートしました。
原作は西村淳のエッセイ「面白南極料理人」で、映画「南極料理人」と原作は同じです。映画版もドラマ版も同じくコメディタッチ。同じコメディでも、映画とはまたテイストに仕上がっているようです。
映画版とドラマ版の違いとは?共通点と相違点について触れてみたいと思います。
[ad#ad-1kijinai] [ad#ad-1lu]ドラマ「面白南極料理人」映画版との違いは?
ドラマはコメディ要素強め!
ドラマ冒頭、観測隊が南極に到着した際の感動ムードを描くシーンがありました。映画にはなかったせいか、とても新鮮に感じました。
でも、しみじみとしているのもつかの間、突然のバニーガール登場!すぐにその感動ムードはどこかへいってしまいましたが(笑)
映画とは違う強めのコメディ要素にこれから何が始まるんだろうとワクワクしました。
ちなみに映画の冒頭は、麻雀から逃げ出した隊員を極寒の南極地から基地へ連れ戻すシーンからスタートするという、これもまた意外で面白い始まりでした。
ドラマではその後隊員たちが観測日誌を見つけるのですが、そこには日が経つにつれて壊れていく姿が細かく記載されていて、基地生活をよりリアルに感じることが出来ます。
映画では基地内の日常を先に描き、回想ベースで事の始まりを説明していくのに対し、ドラマは時系列にそって進んでいくので、隊員たちがどう変わっていくのかがよりわかりやすく感じられそうです。
キャストの違いは?映画より1名少ない?
映画版とドラマ版のキャストを一覧にして比較してみましょう。
映画「南極料理人」 | ドラマ「面白南極料理人」 |
---|---|
西村さん(西村淳) 堺雅人 |
大将(西村隊員) 浜野謙太 |
タイチョー(金田浩) きたろう |
金ちゃん(金村隊長) 田中要次 |
本さん(本山秀行) 生瀬勝久 |
モトさん(元木隊員) 緋田康人 |
兄やん(川村泰士) 高良健吾 |
川田(川田隊員) 福山翔大 |
ドクター(福田正志) 豊原功輔 |
ドック(松山隊員) マキタスポーツ |
主任(御子柴健) 古舘寛治 |
主任(鈴木隊員) 岩崎う大/かもめんたる |
盆(西平亮) 黒田大輔 |
盆(下平隊員) 山中崇 |
平さん(平林雅彦) 小浜正寛 |
? |
主人公の西村さん(西村隊長)以外は、みなさん名前が少し違っているようですね。そして、映画にいた平さんが、ドラマにはおりません(涙)
実は筆者も、映画を見ている時から気づいてました。平さんには目立ったキャラ設定がないことに…。
キャラがあまりない人物も全体を通しては必要なのかな?なんて思って見ていたら、ドラマではいない…やはり…しかもこのドラマはコメディ要素も強いし、削られてしまったのかなと妙に納得していまいました。
ちなみに筆者が一番好きなキャラはドクターです。
映画のドクターは常に微笑んでいて平和的な印象なのですが、瞳に企みを隠しているような、ただものでない人物像でした。
ドラマのドックのキャラはこれからわかってくるので、比べながら見るのも楽しみの1つです。
主人公・西村さんのキャラが全然違う?
前章で紹介しましたが、主人公である西村さん(西村隊員)は、ドラマでは”大将”と呼ばれています。
でも映画では「西村くん」とか「西村さん」とか呼ばれていて、隊員の中で唯一彼だけあだ名がないのが大きな特徴だったのです!
映画では大将というより、副補佐官的な縁の下の力持ち的なイメージで、たとえば昼食時に席に現れなかった隊員におにぎりを届けたり、一種マネージャー的な雰囲気も。
でもドラマでは西村隊員が場を仕切るようなシーンがあったり、料理を歌って踊って作ったり!もう、全然違うキャラです!
だって、映画の西村さん(西村隊員)は、隊員の耳元に息を吹きかけたりなんてことは絶対ありませんでしたよー!
ちなみに映画では、料理中は寡黙な様子で、料理中の音が響くようなシーンとなっています。
エピソードも映画版と同じ?
水の使用量問題
南極で一番大事なものは、まちがいなく水だそうです。
その水をシャワーで使いすぎている隊員がいることが判明。ドラマではその犯人探しに、体臭をチェックするという展開になりました(汗)
でも結局おじさんたちが楽しげにお互いの匂いを嗅いで終わるという結末。
お尻の匂いを嗅ぎだし時は正直びっくりしましたが、おじさんたちが楽しげなので、なんだかほのぼのしていていいな~って思ってしまいました。
ちなみに映画版では、犯人がシャワーをバンバン使っているところを西村さん(西村隊員)が発見するという結末。
面白南極料理人が面白かった⋯山中崇さん可愛い☺️✨✨
毎週見よう#面白南極料理人 pic.twitter.com/Yt2nJWmz0q— ラテ (@latteoisi) 2019年1月13日
誕生日のメニュー
西村隊員が誕生日のごちそうメニューを作ろうとするのですが、南極は沸点が低いことや調理室の火力が弱いことなど、調理法に何かしらの工夫が必要になります。
そのメニューが、映画ではローストビーフだったものが、ドラマではパエリアになっています。これは、家庭でも作れることを意識したレシピを狙っているためではないかと思われます。
映画のローストビーフはとてもおいしそうですが、肉を直火で丸焼きにしているため、さすがに厳しいですよね。
まとめ
おじさんのバニーガール登場やお尻の匂いを嗅ぎ合うなど、映画に比べてコメディ要素が強めのドラマ版「面白南極料理人」。
他にも映画には入りきらなかったと思われるエピソードを丁寧に描いていて、料理以外の部分も楽しめそうです。
映画で面白かったエピソードが、ドラマではどんな風に登場するのか、はたまた全く新たなエピソードが多く登場するのか。
筆者が個人的に気になっているのは、衛星電話の通話料金です。映画では1分740円だったのに、ドラマでは1700円(倍以上!)になっています。これは何かの伏線でしょうか。そちらも楽しみです。
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