大河ドラマ 真田丸 第24話『滅亡』あらすじとネタバレ

7月10日。氏政は髷を切り落とし、軍門に下った。
誇り高い氏政らしく、生き恥は晒したくないと自ら腹を切る覚悟のようだ。家康は、氏政の戦相手である景勝や昌幸を呼び寄せ、生き延びることが肝心と懸命に説き伏せた。氏政は静かに微笑んだ。

家康がこれほどまで氏政を助けようとするのは何故なのか。信繁は本多正信に尋ねた。北条とは長年争ってきた仲で、いつしか輩のような気持ちになったようだ、と正信は答えた。信繁は、家康が持つ情の深さを知ることとなった。

翌日、氏政は切腹した。
氏政の首は京の聚楽第の橋に晒された。氏直は高野山に出家した。これにより北条家は滅亡した。

信繁は小田原城の蔵で見つけていた鉛の塊を持ち出し、大谷吉継に見せた。鉛に刻まれた刻印は、利休の出店に並んでいた商品にも同じ刻印が打たれていた。

吉継は利休に疑念を持った。鉛以外にも、武具など戦道具を北条に売りつけていたかもしれない。吉継と信繁が急いで小田原城の蔵に向かうと、収蔵されていた品々はすべて運び出されていた。

小田原城が落ちたという知らせは、忍城の北条軍にはまだ届いていない。小田原に赴いていた昌幸が忍城に戻ると、三成はかなり焦っている様子だ。昌幸は自分に任せてもらえないかと三成に申し出た。ただし、三成が嫌がる卑怯な手段をつもりだ。人の心を制するために忠義が邪魔なら、そこにつけ込めばいい、と昌幸は言い、箱を持ってこさせた。中には氏政の兜が入っていた。

昌幸「血が一滴も付いていない兜ということは、氏政が命乞いして助かったということ。家来を見捨てて、自らは生き延びることを選んだ、という噂を流す」

7月14日。忍城はあっけなく開城した。
昌幸の見事な策略に三成は感服するばかりだった。

秀吉は奥州の大名たちに『宇都宮仕置き』を行った。

政宗は所領のすべてを差し出したうえで、宇都宮城で秀吉をもてなす宴を開催した。宴もたけなわになってきたころ、政宗が餅をつき始めた。名物のずんだ餅と言って、参列者たちに振る舞った。ずんだ餅を気に入った秀吉は、餅つきに加わり楽しそうに杵を振り下ろしている。

そんな秀吉の姿を目の当たりにした昌幸は失望した。伊達を取り込み、上杉や徳川と手を組めば、大坂攻略も不可能ではないと考えていたからだ。政宗の立ち居振る舞いの前に、昌幸の野望は崩れ去ったも同然だった。

酒が入って気分がいい秀吉が、昌幸のところにやって来た。北条攻めでの真田軍の働きを認めて、小県の安堵に加え、沼田を与えることを約束した。更には、徳川の与力も解消すると明言し、徳川が妙な動きをしないか見張ってくれと伝えた。昌幸は満面の笑みを浮かべた。

天正18(1590)年7月。北条氏が滅亡したことで、戦国時代は幕を閉じた。
豊臣秀吉が全国統一を果たし、天下の覇者となったのである。

(続き:第25話

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