おんな城主直虎 第38話のあらすじとネタバレ!「井伊を共に去りぬ」

おんな城主直虎あらすじ第38話「井伊を共に去りぬ」

9月24日放送の大河ドラマ「おんな城主 直虎
第38話「井伊を共に去りぬ」の詳細なあらすじです。

前回(第37話)はこちら。
おんな城主 直虎 第37話のあらすじ「武田が来たりて火を放つ」

ネタバレ注意!

おんな城主直虎 第38話「井伊を共に去りぬ」あらすじ

井伊の城が燃えた。
村々ももぬけの殻で、米一粒すら残っていない。そんな報告を受けた信玄(松平健)は激怒した。

信玄「何一つ渡さぬか。…よかろう、では何一つ取るまい。すべての家屋敷を焼き払うてしまえ!」

武田の兵が井伊谷中に散ると、手当たり次第に火をかけた。家々も寺社もすべて、里は瞬く間に焼け野原となった。

年が明けてすぐ、龍雲丸(柳楽優弥)が妙なことを言い出した。
高瀬(髙橋ひかる)の様子がおかしいのだという。

直虎「足がすくんでおっただけではないのか?」
龍雲丸「ならいいけどよ。俺には、死ぬ気に見えた」
直虎「何ゆえに…」
龍雲丸「分からんが、目を離さぬほうがいいかもしんねえぞ」

直虎は考え込んだ。今にして思えば、隠し里にいた皆が身の振り方を決めたとき、高瀬は近藤家での奉公を選んだのも妙だった。

直虎は賭けに出た。
高瀬が近藤(橋本じゅん)の部屋に運ぼうとしていた薬湯を取り上げると、みずから飲もうとしたのである。すると高瀬は動揺し、茶碗を振り払って廊下に落とした。

直虎「そなたは武田の間者か。…そうであろう」
 

高瀬「父が亀之丞というお方であるのは偽りではありません」
高瀬は消え入りそうな声で話し始めた。

高瀬「母が亡くなった折、重い借金がございまして…私はもう身を売るよりほかはなく…そんな折に武田から話が来たのでございます」

直虎「…われを殺すのが使命であったのか」
高瀬「いえ。私の役目は井伊に潜り込み、いざという折に調略を仕掛けよということでございました…」

直虎「今は、武田から近藤殿を殺せと言われておるのか?」
高瀬「…近藤殿を殺せば、母上の手に井伊が戻ってくるではないですか!」

高瀬は絶叫した。
直虎は、そんな高瀬の頬を思い切り張り飛ばした。

直虎「さようなことを誰が頼んだ!」

頬を押さえ、背中を丸めた高瀬の姿は弱々しかった。その哀れさに、直虎はたまらず高瀬を抱き締めた。

直虎「つらかったろう、誰にも言えず」

直親の忘れ形見は、身を震わせて泣いた。

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